小さな子はなぜすぐ走り出すのか?

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

小さな子どもというのは駆けっこが好きなんですね。
別に走らなくても良いようなときでもすぐに走り出し
大人の制止も聞かずにそこらじゅうを好きなように走り回ります。

反対に大人は年齢を重ねるごとに走るのが億劫になり
なるべくなら走りたくないですし
更に高齢ともなると動きたくもなくなり、少しの移動も控えたくなります。

これは高齢になると体力が衰えるから
老化によりなかなか思うように体を動かせなくなるからだとお考えになるかもしれませんが
それ以外にも考えられる要因はあります。

子どもはエネルギーに満ち溢れてますので
すぐそこの距離でも走って移動したがりますが
そもそも子どもは体積が小さいですから
大人のエネルギー消費より消耗度も知れているのです。

大人の場合は子どもと違って体積が大きく
自分の体を動かすのにかなりの体力(エネルギー)を消耗するわけですね。

その上高齢になればなるほど筋力も衰えますし
必要なエネルギー量が圧倒的に足りなくなりますから
なるべく移動したくなくなってくるのです。

ですから走るなんてもってのほかですが
単純に老化や足腰が痛むからと身体の影響だけで動きたくないわけではありません。

もしかすると子どもと大人とでは一日の時間感覚も違うというのは
この活動力の中に秘密があるのかも知れません。
また、全体的な体積(体格)の影響もあるのではないかと私は考えます。

体の大きさとは、いわば宇宙の大きさと同じですからね。
(縮尺が違うだけ)

ということで子どもがすぐ駆け回るのは
体積の差と体を動かすのに必要なエネルギー量(運動量・活動力)の差。
そして未知だらけのこの世界に対する好奇心といった動機にも
一つは要因があるのかも知れません。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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