レジ袋を廃止すればプラごみの問題は解決か？　～引いた目線から問題と向き合う～

レジ袋の有料化や使用禁止についてはこれまでも何回か書いてきましたが
本当にプラごみの削減を考えて取り組むなら
世間で騒がれ取り上げられているような話題や対策だけに目を向けていても
ほとんど何の効果もありません。

プラごみは何もレジ袋だけに限りませんし
レジ袋だけを使わないようにして（ましてや有料化するだけで）
何の対策になると言うのでしょうか。

本当にプラごみを削減したいなら
食品などの梱包袋も使用禁止にするべきです。

ペットボトルの容器などもそうですし
プラスチック製品のこと全体を考えなければ
レジ袋だけを取り上げてそれを対策だなんて言ってるのは（思ってるのは）
やった気になって満足しているのと同じです。
実際には何も出来てないのです。

もちろん全く何もしないよりは効果はありますけど
レジ袋レジ袋と、レジ袋対策だけが全てのように取り扱うのは
視野が狭いとしか言いようがありません。

大事なのは現実の実態を知ることです。

人は一つのことを集中して取り上げられると
盲目的になって他のことは見えなくなってしまうものです。

自分の見えているものだけを判断材料の全てにして
ああでもないこうでもないと自己判断からの評価をしてしまいがちです。

自分にわかってないこと（気づいてないこと）なんて山程あります。

ある特定の事柄だけを全体だと思い込んでしまわないように
他の問題や抱えている悩みなど、人間関係でも何でもそうですが
少し引いた目線から問題と向き合って考えていきたいものですね。