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仏メディアによる風刺画騒動の問題 ~軽はずみな言動が悲劇を生む~

2015年1月10日

テーマ:時事・世事世相・所感・雑感

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

もはや仏メディアの風刺画騒動はお家芸として度々問題になりますが
日本も以前にサッカー選手や原発事故の風刺を受けており
度が過ぎる内容の風刺で物議を醸し出してます。

ただの皮肉どころか相手への侮辱でしかなく
実際面白くも何ともありません。

今回の件は起こるべくして起こったと言える悲劇であり
相手を刺激して焚き付けるような行為を自ら起こしたわけですから
こうなる前に仏メディアは学ばなくてはいけなかったのです。

なのに何が表現の自由、テロに屈しないでしょうか?
これでは米パロディー映画の件と全く同じですよ。
そこに何の正義があるんでしょうか?

だからといってテロ行為なんて許されませんし
行為に及んだ時点でテロリストに正義はありません。

しかし日本の件を思い出してもらえばわかるように
誰が自分たちの事を侮辱されて穏やかな心でいられるでしょうか。

仏メディアの過激に他国を風刺するような風潮は
かつてフランス国民が自ら勝利を勝ち取ったフランス革命から培われて来たものであり
フランス人精神の象徴(国民性)とも言えるものですが
裏を返せば弱者の精神、怯えから来る精神だとも言えるんですね。

勝者は常に敗者へと転落する事に怯えてるのです。

もちろんフランスの人たちが弱いと言ってるのではありません。

誰が悪い、誰が正義かではなく
米パロディー映画の件のように
たった一つの、ほんの些細な出来事でも
このように国家を巻き込むような大きな騒動にまで発展してしまいますし
本人は軽いジョークで言ったつもりでも
相手にとっては深刻なダメージになり、そこから悲劇にも繋がるんだという事を
私たちは身近な問題も含めて学ばなければいけません。

自分が受けた痛みは相手が受けた痛みであり
相手に与える痛みはこれから自分が受ける痛みであるという事。

歴史は私たちにこれからの生き方を教えてくれます。
個人で言えば経験ですね。
経験から学ばなければいつまでも悲劇は繰り返される事をお忘れなく。


京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎



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