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コラム

芸能界にはびこる薬物汚染問題について考える ~作品の公開自粛の前に、そもそもどういう問題なのか?~

2019年3月26日

テーマ:時事・世事世相・所感・雑感

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

芸能界を度々騒がせている禁止薬物問題ですが
出演作品や出版物の取り扱い自粛について賛否の声が聞かれます。

しかし自粛についてはさて置き
一度冷静になって考えてみてください。

確かに禁止薬物の使用は認められるものではありません。
私自身も受け入れられませんし
何より犯罪であり、禁止されています。

ただよく考えてみると
果たして薬物使用者は極悪非道人なのでしょうか?
犯罪者ではあっても、誰か直接被害を受けた相手がいるのでしょうか?

薬物を使用したというだけで
まるで殺人者かそれ以上の扱いを受けているようには感じませんか?

許せないという思いはわかります。

ただし一度冷静になってみてください。
感情や理屈とは別に、遠いところから客観的に状況を見てください。
改めて見て、薬物に手を出してしまった人間は、どんな扱いを受けてますか?

強盗殺人、窃盗に強姦、恐喝や暴行、児童買春に詐欺事件。
それに禁止薬物の使用。

どれも犯罪ではありますけども
薬物の使用には相手がいません。(相手がいる場合はまた別の犯罪)

だからといって禁止薬物の使用は認められるわけではありません。
許せない気持ちもわかります。

相手がいるいないではなく、麻薬には中毒性がありますから
個人の人格を破壊し、人生を破綻させてしまう危険があるからです。
だから犯罪として禁止されているのです。

実際私も憎むべき対象として今まで見ていました。

だけどそうじゃないんです。
何も擁護するつもりはありません。

ただ少し冷静になって考えてみたときに
果たしてそこまで世間が騒ぎ立てる騒動なのかと
今になって疑問を感じるように私の見方が変わってきたのです。

薬物に手を出したものは二度と社会に復帰できない。
(復帰することを許されない)

私は薬物使用者の声を聞いて、ハッとさせられましたね。

とても許されることではありませんけども
必要以上に騒ぎ立てるからこそ騒動の悪者になるのであって
少し頭を冷やして冷静になって考えてみたときに
作品の取り扱い自粛や損害賠償などと
事を荒立てて物騒にしているのは一体誰なのか?
今一度よく考えてもらいたいと思いまして、今回コラムを書かせていただきました。

もちろん何が正解という答えのあるものではありません。
考えるための材料としてこうした問題と向き合っていただけたら幸いです。

この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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