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愉快で楽しい怪奇現象の心理学 ~人の不安を煽る恐怖心と、本当は怖くない無意識の思い込み~

2016年8月13日

テーマ:なるほどおもしろ心理学

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

夏になると恒例なのが怪談や怪奇現象といった心霊モノの企画です。

テレビ番組でも特集が組まれますし、テーマパークではお化け屋敷や肝試しも開催され
地域では町おこしとして企業や自治体が主催するイベント企画もあるくらいです。

盆踊りに夏祭りなど、楽しいだけが夏じゃない事を思い知らそうとしてるのか
それとも恐怖すら楽しんでもらおうと躍起になってるだけなのか
少しでも涼んでもらおうと親切心からなのかはわかりませんが
いずれにしても夏の風物詩として心霊現象に心弾ませる人間心理は今も昔も変わりません。

日本のものとは少し違うかもしれませんが
海外でもハロウィンやアトラクションなどのホラー系は人気ですし
怖いもの見たさや恐怖体験を望むのは世界共通の人間心理だと言えるでしょう。

恐怖といえば心霊現象の他に、犯罪や自然災害など人の不安を煽る(誘う)もの全般も恐怖であり
人に直接危害が及ぶような恐怖と、心霊現象のように何か起こらないかと起こるまでを楽しむ恐怖とは質が違います。

他にも体験後の恐怖としてはトラウマ(PTSD)などが挙げられ
こちらは精神的苦痛としていつまでも引きずるような、苦しみが元になる恐怖で
恐怖の中では最も質の悪い恐怖と言えるかもしれません。

心霊現象は期待感、危害が及ぶのはその場限りの体験、トラウマは生涯に渡る罪悪感や喪失感の恐怖。

このように恐怖にも様々な種類があるのはおわかりだと思いますが
人は何かを失うといった恐怖は心の傷となり、人が最も恐れる恐怖体験の苦しみである事は間違いないでしょう。

喪失感といったトラウマの苦しみは最も強い恐怖体験ですから
どうしても<恐怖=苦しみ>の印象が強くなりますが
恐怖とは必ずしも苦しみを伴うとは限りません。

先ほどの怪奇現象の話ではないですが、例えば雷の鳴ってる状況でよく起こる現象に
誰も触ってないのに車の防犯ブザーが勝手に誤作動を起こして鳴り響く現象がよくありますが
これもポルターガイストとも言える一種の怪奇現象なのに
この怪奇現象はただ不思議なだけで恐怖を感じるどころか苦しみを伴う事もありません。

ですから何の恐怖心もない怪奇現象だってあるわけです。

恐怖=苦しみの思い込みは単に印象の強さに過ぎず
この思い込みさえ一新する事が出来れば、例えば人の悩みでも何でもない悩み(現象)に変える事だって出来るわけですね。

人は強い思い込みの中で人生を生きています。
そしてその思い込みはなかなか自分では気づく事は出来ず(無意識)
言われても何の事だかわからないくらい強い思い込みなのです。

この“無意識の思い込み”に気づくためには他者の力(存在)が必要であり
人は一人では何一つ気づく事もなければ、実感を伴わなければなかなかこの思い込みに気づく事は出来ません。

だからこそ人は気づけば変わりますし、自分の何が思い込みであるかに気づいて改めれば人生を変える事だって出来るのです。

無意識の思い込みに気づくお手伝いを当ルームが致します。
よければこれからの人生を苦しみの恐怖から苦しみの伴わない人生に変えていけるように
あなたの思い込みを心理学の力で改善していきましょう。

この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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