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人類が長生きするようになった理由【意思の力】 ~非常に微弱だけど、生命を司る非常に強い力~

意思の力って非常に弱いものです。

欲求にもすぐ負けてしまうし自分で思うようにコントロールも出来ませんし
周りの影響を受けて絶えず変化してしまうようなひ弱なものでしかありません。

そんな非常に弱い意思の力ですが
人はこの意思の力があるからこそ他の動物とは違って長生き出来るんですね。
つまり人間にとってはどんなに微弱な力であってもなくてはならないもの。

この意思の力がなければ肉体だけあったって他の動物と同じようにとっくに滅びてるでしょうし
意思の力が働くからこそ肉体だけでは存続しがたい最期の時を生きられるのです。

肉体は細胞で構成されており、いわば自分の体ではあっても自分一人の力で成り立ってるわけではなく
意思という自分を構成するものを“まとめる力”こそが
肉体単体だけならとっくに滅びてるような物体を総力を上げて生き長らえさせてくれてるのです。

意思というまとめる力がなければ物質それぞれのエネルギーが尽きればそれでお終い。
これが生命にとっての寿命なのです。

しかし人間には意思の力がありますから
非常に弱い意思の力では何かを成し遂げるような力はありませんが
この力がなければ物質としての寿命はとっくに尽きてるような状況でも
物質それぞれが一個の生命体として総出で命を維持してるんですね。

これが私たち人間が他の動物と比べて長寿な理由であり
他のどの動物より意思の力が強いという証拠でもあります。

でなければこんなに力強い生命力には結び付きません。

ここまでの話の中でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが
つまり私たちは自分の中に宇宙を内在してるわけですね。

宇宙を構成してるもの。
それと同じものが私たちの体を構成しているのです。

以前どこかで申し上げたかもしれませんが
私はいつも人間が細胞にしか見えないと言っています。
もちろん細胞その物という意味ではなく、構成要素や働きとしての細胞であり
それは今では科学的にも証明されてますし、単なる持論の枠を超えて疑う余地もありません。

この自分を構成している細胞同士のように
この関係は人間関係でも同じ。
やはり自分一人では生命は成り立たないのです。

だからあなたも私も皆同じ。
誰にとってもかけがえのない存在であり
この世に必要のない人間なんて誰一人いません。

かけがえのないという言葉の意味がわかりましたでしょうか?

人を傷つけるという事は自分が傷つくという事。
自分のして来た行いは必ず自分に返って来る。
因果応報・輪廻転生、全ては同じ。

この宇宙の中に優も劣もなければ善も悪もない。
全ては人間の価値基準の中の話であって、上も下もなければ大も小もない。
強弱もなければ勝も敗もありませんし、ただそこに互いの相互関係と
生命にとって最も肝心な“意思の力”が存在するだけです。(つまり生命力)

あなたと共に、私と共に、今のこの時間、今のこの人生を
友に生きていきましょう。

この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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