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座席争奪戦を平和的に解決!譲る勇気より譲ってもらう勇気 ~主体性のない美徳は苦しみを生む~

2015年5月26日

テーマ:なるほどおもしろ心理学

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

バスや電車の中など公共機関では
お年寄りや妊婦さん、障害者の方に席を譲りましょうと言われてますし
そうする事が美徳だとされ、誰も疑問にも思ってません。

しかしそうしたい、そうしなければと思ってても
実際にはなかなか出来てませんし
譲るべきなのかどうなのか、声をかけるのにも勇気が要ります。

お年寄りが立っていて若い人が席を譲らなければ
まるで悪者扱いされて気まずい空気が漂いますし
まさに居ても立ってもいられない状況になりますよね。

ではなぜ周りも巻き込んでこんなしんどい状況になるのかと言いますと
お年寄りには席を譲るもの、譲らなければならないものだと思ってるから。
そうする事が美徳だと思い込んでるからなんですね。

確かに席を譲れば美徳になるかもしれませんが
私なんかからすると
座りたければ座りたい人が、自分から主張すればいいのでは?と思います。

譲る方が勇気が要るなら、譲られる方は譲られるまで
自分からは何もせず堂々としてていいのでしょうか?
なぜ譲らなければ容赦無い視線を浴びせられなければならないのでしょうか?

相手が譲ってもらえませんかとお願いしてるのに
頑なに譲らないのであればまだしも
何か悪い事をしたわけでもないのに
美徳という固定観念に囚われてるばかりに
肩身の狭い思いをしなければならないだなんて堪ったもんじゃありません。

自らどうぞ座ってくださいという気持ちで譲るならいいですが
何か譲らなければならないような雰囲気で譲る必要はないと思います。
本当に座りたければ、座りたい人の方から勇気を出してお願いすればいいのです。
そうすればお互い腹の探り合いのような、変な気を使う必要もないのですから。

このように主体性のない美徳はただ苦しみを生むだけです。

それで周りからも悪者扱いされるのですから
美徳だなんて刷り込み現象に支配されてる事に気づいて皆が解放されれば
公共機関ももっと気楽に利用出来ると思いますし
席を譲り合うのでも、お互いが気持ち良い形で席を譲れるようになるかもしれませんね。


京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎



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心理カウンセリングのプロ

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