1分でわかる、精神的苦痛からの解消法 ～悩みという時間の概念～
自分が将来こうなるとわかってれば
それが嫌な事ならそうならないようにする事が出来ますし
それが良い事なら何も努力をせずに済むでしょう。
しかしそんなものは幻想で
今の行いの全てが将来の結果に繋がるわけです。
今やらない事は将来になっても何も起こりませんし
今やった事は結果として必ず将来に表れるのです。
将来どうなるかなんていうのは、今起こした行動によって変わってくるんですね。
そんなこうなるなんてわからない将来に幻想を抱くのはやめましょう。
約束された将来など存在しないのです。
そんな事は頭ではわかってると思いますが
ではなぜ実際には将来を夢見たりするのでしょうか？
本当にわかってるならそんな事考える必要はないですよね。
それは将来を夢見てるのではなく、何か目標を欲してるわけですね。
今は取り組むものがなかったり今直ぐ実行出来るものがないから
何か目標になるものを探してるのです。
人は何か目標がなければ生きていけないんですね。
ただ生きてるという事の出来ない生物なのです。
あらゆる生物がそれぞれ自分の役目を持ってるように
人もまた自分の役目があります。
しかし自分の役目が何なのかわからなければ
生きてる意味もなければ生きてる価値もないと本能で感じるわけです。
だから目標がなかったり自分の役目がわからず自己評価の低い人は
存在を否定されたりするとその通りだと思って自ら命を絶ってしまうんですね。
ほんとは生きてても人に迷惑をかけるとか、鬱などの精神的な事情からではなく
生きる目標の喪失が原因なのです。
もちろんこれらの原因が複合的に重なって自ら命を絶ってしまうんですが
人が自殺をする本質はやはりこの部分にあります。
だから人は目標探しのために将来を夢見るんですね。
単に夢うつつでボヤいてるわけではないんです。
そうしないと生物として死んでしまいますし、実際それで死活問題になってるのですから。
このように、自殺をする人は生きる目標を喪失した人だと言えます。
そういう人たちを何とか助けようと自殺対策自殺対策と言われてますが
未だ有効な自殺対策はなく、対処療法的に自殺をしないようにする事だけで精一杯で
結局は何の打開策にもなってないですよね。
人はなぜ自殺をするのか？
この本質に目を向けて取り組んでないからそうなるんです。
あれこれ死なないように策を練ったり薬物療法を試みたり
そんな事ばかりしてるから一向に改善しないんですね。
何とか自殺をしないように手を尽くすんじゃないんです。
その人の生きる目標、生きる価値、生きる意味を一緒に見出すんですね。
死なないようにするにはどうすればいいのか？ではなく
生きるためにはどうすればいいのか？
ここを考えていくのです。
なぜ生きるのか？何のために生きるのか？
自分の存在価値や生きがいを見つける事で、自然と自殺対策に繋がります。
死の回避ではなく、生の肯定をするのです。
そして生きがい探しや生きる意味を見出すのに大きな役割を果たすもの
それが心理カウンセリングだと私は胸を張って言えます。
今現在夢も希望もないのに、どうして将来に繋がるのでしょうか？
今を充実させてこそ将来に繋がるんですね。
将来ばかり目を向けててもどこにも繋がりません。
今にこそ目を向けて歩み始める時です。
将来を夢見てるという事は、今あなたは眠ってる状態です。
起きてたら夢なんて見ませんし、眠ってるから夢を見てるわけです。
そしたら今見てる現実は実際には夢なんですから、だったら夢から覚めましょうよ。
あなたが今現実だと思って見てる夢から覚めた時
その時こそ本当に将来という現実に繋がってるかもしれませんね。
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