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コラム

企業が求める利益とは、人の豊かさを追及する事である

2012年10月30日

テーマ:仕事・生活・ビジネス

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

企業にとって大事なものとは何か?

お金?数字?効率?
いや違う。

人だ。

お金も数字も効率も、もちろん全部大事なんだけど
人材という根底の部分を粗末に扱うような企業は
世の中には要りません。

企業にとって人材とは人財です。
つまり、人が財産であるんです。

そもそも企業とは何のために存在するんでしょうか?
お金儲けのため?生き残るため?数字的な成長のため?

どんな企業であれ、最終的に扱うもの(相手にする対象)は人です。

お金というのはそこから生まれる産物なんです。
数字や効率も、単に副次的なものであって
企業側はそれで豊かになっても
それらが単体で、人の心まで豊かにしてくれる事はありません。
相互に上手いこと合致してれば豊かになりますけどね。

もっと単純に一言で言ってしまえば
人を豊かにするという目的以外の全てのものは
「ついで」でしかありません。

企業が存在する意義
それは、人を豊かにするという事。

単にお金儲けの手段や生活のためではないんです。

これは顧客に対してはもちろん、従業員にとっても同じなんですね。
その家族も、経営者自身にとってもそうですし
ここを忘れて数字に囚われてたり
目の前の問題だけを見ているようでは、企業は成長しません。

もっと利益になるためにはどうしたらいいのか?
もっと数字を上向きにするには?
もっと効率を上げるにはどうしたらいいのだろうか?

こんな事は重要ではないんです。
重要なのは重要なんですが、そこが目的ではないんです。

何度も言いますが、最終目的以外の全てのものはついでです。
このような、もののついでに良くしていけばいいような
目の前の問題ばかりと向き合ってるから
働くのがしんどいんですね。
何にも楽しくないわけ。

数字と向き合ってて何が楽しい?
効率が人生を豊かにしてくれる?
そりゃ上手くいってる時は
個人としては楽しいかもしれませんけどね。

しかし数字と向き合ってるより人と向き合ってる方が
よっぽど楽しいと私は感じます。

企業もこの、根底の部分を忘れてはならないと思いますね。

そして履き違えてはいけないのが
お金も数字も効率も、全部大事だという事です。
決してそれらがどうでもいいと言ってるのではありません。

ついでと言っても、重要じゃないわけではありませんので
ここも粗末に扱ってると
やはり人の豊かさには繋がりませんよ。
あくまで人の豊かさという観点から見た場合でのついでなんですから。

利益を求めるとは、お金を求める事ではありません。
数字や効率を求める事でもありません。

人の利益を考える企業こそ
本当に世の中に必要な、人を豊かにする企業だと私は思います。



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この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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