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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

悪循環のストーリー

2020年6月17日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:マインドセットの書き換え

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: リストラ 条件人材育成 研修パーソナルブランディング

今年も梅雨に入りましたが、例年のように段々と台風の到来が早くなっている気がします。さて、私もこの年齢になると大きな失敗をすることはありませんが、若い頃は同じ失敗を何度も繰り返していました。

お金がないのに飲みに行き、飲み屋のツケがたまったり、お袋が離婚していたので、絶対、お袋のようにはならないと思っていたのに、まるでお袋の背中を観ているように離婚してしまったこと。

何をもって「失敗」と言えるのか分かりませんが、二度と同じ誤ちをしないと誓っても何度も同じような結果になってしまうことは多々あります。誰でもこのような経験があると思います。

図書館

実はこ自分で作った脚本なんです。この脚本は、幼い頃の環境や周囲の人間関係などが基になり、何度となく人生の中で繰り返されます。同じ誤ちを何度も繰り返す人。他方、何をやっても上手くいく人。ありますよね。

私たちは、何かしら同じような人生脚本を基に相手役を変えながら再現しています。上手くいっている脚本なら書き換える必要はありませんが、いつも自分の考えとは反対の方向にいくようなら、思い切って書き換えましょう。

このような悪循環の脚本を変える方法は、自分がどの部分の脚本を繰り返しているかを認識する必要があります。

ターニングポイント


私は人生脚本を書き換える複合的なチャンスに恵まれました。

それは環境の変化と人間関係によるもので、パートナーや影響力がある人との出会いと仕事を失うという大きな環境の変化。これで負のスパイラル人生の脚本が徐々に変化してゆきました。

還暦前に重度の心筋梗塞で倒れ、通常なら人生を諦めても不思議ではない状態から、最低でも80歳まで現役で仕事をする!と本気でイメージできるマインドセットを持つことができました。

人生脚本を書き換えるのは、時間を要しますが、難しいことではありません。私たちが長い人生の中でターニングポイントになる大きな節目が3つあります。

大病・死別・失業

この3つはどう考えようが、とてもネガティブ出来事だという事実は変わりません。この出来事を期に、先の人生をどのように生きるかで大きく人生脚本が変わります。

私はこの3つのうち「大病」と「失業」の2つが同時に起こりました。頭の中には「絶望」と二文字しか浮かびませんでした。

この2つ同時の節目は、長い人生で初めてのことです。しかし、視点を変えれば人生脚本を書き換える大きなチャンスが2つも同時に降って湧いたのです。

ただ、このような大きな節目を作ることはできませんが、今まで不安で一歩が踏み出せないことがあったら、それを勇気を出して踏み出してみる。それが大きな節目になるはずです。

小さな変化でも良いんです。自分がやらなかった人生脚本の例外を少しだけ作って実践してみるだけで、知らないうちに大きく変容します。



あなたの状況・状態・環境に合わせて記事の内容をアレンジして実践してみて下さい。人はアウトプットすることで学びを整理できます。そして腑に落ちたら誰かに自分の言葉でアウトプットして下さい。

そしてもう1つ大切なこと、せっかく学んだ知識やスキルを使える場面で使うのを忘れないで下さい。


今回の記事によるご質問がありましたら気軽にメッセージ、或いは「オンライン寺子屋コミュ」で相談して下さい。



あなたにも気付きがありますように



下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「45歳まで丸腰でいるとリストラの餌食」
丸腰で戦場にいるということ


 

【小さな実践】
まず同じ負のスパイラルの人生脚本を、演じている部分をノートに書き出し、意図的にいつもと違う小さな変化(例外)を作り自分の変化を検証してみる


 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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