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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

分岐点で行なう人生の選択判断

2020年5月13日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:関係性コンディショニング

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: 夫婦問題 相談プラス思考 トレーニング人材育成 研修

山形県と宮城県の県境付近に分水嶺という、宮城県は太平洋側、山形県は日本海側に流れる川の分岐点があります。分水嶺は山形県にありますが、どちらも100キロを超える旅をしながら海へと流れ込みます。

ひるがの分水嶺

人生にもこのような分岐点がいっぱいあります。ここでどちらを選択するかで私たちの未来が変わります。もちろん、良いか悪いかは進んでみなくては分かりません。

あぁ~あの時・・・と後悔することもあるでしょう。私たちは無意識に無数の分岐点で何回も二者択一を繰り返しながら生きています。
  
この新型コロナウイルスによる未知の出来事にも何度も分岐点があったし、これからもあるでしょう。そんな中、YouTubeを観ていると「アフターコロナ」というサムネタイトルが増えてきました。

この人たちは現状を踏まえながら、もう、先のことを考えているのだと頼もしくなりました。ただアフターコロナといっても、ここでも情報の質の見極めは大切です。

すべての情報が正しいとは限りません。だって誰も経験したことがない未知の出来事を、それぞれの専門家が、過去に培ったリソースの枠内で予想しているだけですからね。

私も建築の専門家として或いは、メンタルの専門家として今からできることを考えている中で、現状のおうち生活で始めに取り組むとしたら、家族の状態を客観視することを優先します。

つまり、家族のココロの状態を把握しておきたいのです。それには、できる限り広い視野で社会の動きを予見しながら家族で話し合い、お互いの期待値のズレを修正します。家族であっても自分以外の感情の動きは解らないものです。

わけが分からないうちに、先行きが観えない不安や焦りでピリピリし、家族同士でも八つ当たりし、感情のままに言葉に出していると、取り返しがつかないような深い溝ができます。

イライラや怒りが発生する条件は、家族のような馴れ合い関係、身近に居る、何かで我慢を強いられている、当たりどころがない不安と焦り、これらが揃った時に感情が一気に溢れます。

このような時の対処療法は、「すり合わせ」です。すり合わせのテーマは次のようなこと。

・自分がして欲しいことでコントロールできることとできないこと
・家族にして欲しいことでコントロールできることとできないこと
・自分の理想的な状態をつくるためのリソース(人・お金・時間・スキル・知識)
・家族の理想的な状態をつくるためのリソース(人・お金・時間・スキル・知識)
・現状、自分ができていることとできていないこと
・現状、家族ができていうこととできていないこと

これらを各自でノートに書き出し、家族全員でシェアしてみて下さい。必ず、変化が起こるはずです。


今回の記事でご質問がありましたら気軽にコメント下さい。
あなたにも気付きがありますように


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「思考を変えるのではなく伝え方を変える②」
アサーティブの4つの柱とは



【小さな実践】
制限をかけずに「自分がやってもらいたい要求」「こうなると良いという理想の状態」をノートに書き出して家族ですり合わせしてみる

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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