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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

大切なものは捨てることで観えてくる

2019年10月10日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:マインドセットの書き換え

コラムカテゴリ:スクール・習い事

シャッター通りの再生化


私の生まれ故郷の倉敷に玉島通町という商店街があります。商店街には映画館もあり毎日、まっすぐ歩けないほど大勢の人で賑わっていました。実家に帰った際、たまに通ってみるのですが、現在は歩いている人もまばらなシャッター通りです。

そんな中に数件、子どもの頃にあった店が代替わりして営業してます。ここを昔のように人が行き交う通りするのも、私の夢のひとつ。このような地域の再生化には「天地人」が鉄板と言われています。

「天地人」とは、「天」は、海の幸、山の幸のような自然の恵み、「地」は、地域の祭りやイベント、文化、歴史、「人」は歴史上の人物などを、前に出して他の地域にはないもので差別化します。

しかし、「天地人」を使えない地域もあります。そのような地域は、視点を変えて、行政を巻き込んで新しい仕組みやイベントを作ります。

例えば、地域ならではのロケーションを上手く使って、年一回、地域住民を巻き込んだライトアップイベントを行なうとかね。

しかし、いくら活性化のためとはいえ、他府県から大勢来られたらトラブルの原因になると、反対意見が必ず出てきます。

ストレスと本

失う恐怖


地域の活性化や再生化は「捨てる」ことを恐れていたら変われません。新しい考え方は、一度、今までの考え方を捨ててしまわないと新しいものは生まれません。

私が店舗デザインをしていた頃、オーナー様の想いを大切にしながら、今までの店のコンセプトを一旦、すべて捨ててもらってゼロからスタートしていました。

「新しい店がどうなったら満足か」「どのようなお客様に来店ほしいのか」「そのお客様が喜ぶ商品は何か」などをコーチングで引き出していると捨てるものが明確になります。

もし、今までのもので残したいものがあれば、捨てた後に必ず、マイナーチェンジして採用すれば良いことです。


本気で自分自身を変えたいと思ったら、どんどん身の回りのものを処分してみて下さい。今のあなたに本当に必要なものだったら、先でカタチを変えて戻ってきます。

私はコーチングでよく使うワークのひとつに、「いらないモノの処分」です。精神的要素だったら、次のように処分ノートに書き出します。

「他人の目線」「よく見られたい」「見栄」「褒められたい」「好かれたい」など、これらは他人が決めることなので、あなたがコントロールできません。自分ができないことは捨てるべきものです。

地域も人も変わるためには、捨てるべきものを見つけて、とっとと捨てることです。たとえ間違って捨てたとしても、本当に大切なものだったら、先でカタチを変えて戻ってきます。


参考になれば幸いです。


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「執着を手放すにはまずモノを手放す」
モノを捨てることで大切なことを発見する

「無駄な仕事を捨てるテクニック③」
「無駄な仕事を捨てる」ために「明確化する」と「上手に断る」という2つのテクニック


 
【小さな実践】
モノを処分する際には「今必要なモノ」と「感情で必要なモノ」を分け、感情で必要モノを思い切って処分してみる

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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