マイベストプロ京都
小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

長期記憶と短期記憶のグラデーション領域

2019年8月14日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:ビジネスに応用する脳科学

コラムカテゴリ:スクール・習い事

睡眠はちゃんととっているのに身体がだるい

疲れているはずなのに夜眠れない

記憶力の低下し集中力がなくなった

休日にぼんやり過ごしたはずなのに疲れている


などの症状はありませんか?

これは、脳が意識的な活動をしていない時に働く「デフォルト・モード・ネットワーク」DMNが、脳の60~80%のエネルギーを消耗しているからです。車でいえばエンジンのアイドリングが高すぎて燃費が悪くなっている状態です。

※アイドリングとは、車のエンジンがいつでも発進できる状態に保つエンジンの最低回転数


このDMNは研究の結果、会話などの意識的な反応に使われる脳のエネルギーの20倍も使っていることが分かったようです。

悩み

この脳を疲れさすDMNの活動を抑えるには、マインドフルネスが効果的です。マインドフルネスは「脳の休息法」とも呼ばれ、脳の省エネだけでなく、効率が良い構造に変えるようです。

マインドフルネスは、過去や未来に意識がさまよっている状態から、今この瞬間に注意を向ける呼吸法で、大きく分けると3つの方法があります。


①マインドフルネス呼吸法
イスに座り、足の裏からお尻を意識し、やがて呼吸に意識を向ける。毎日5分決まった時間に行なう。

②食事瞑想
食事を味わって食べることで、食事中は食べること以外の雑念を取り払い、食物だけに集中し、のめり込むように味わって食べる。

③歩行瞑想
歩くことに集中し、足の裏、肌に触れる風、鳥のさえずり、花の香りなどを感じて五感を研ぎ澄ます。

これらの3つのマインドフルネスは、手軽にどこでもできます。慣れてくると電車の中でもマインドフルネス呼吸法ができるようになります。これを行なうことで、DMNの活動を抑制できます。


下記は他の資料から引用したもの

DMNを認知症の方へ活用

「ぼんやり療法」は身体感覚を通じて脳に情報を与える方法で、長期記憶に残るものを利用する。昔の習慣や体得した技術的記憶を使った日課を定期的に行なう。例えば、昔の歌、趣味、運動など本人や家族から聴いて、その時に応じてふさわしい状況を与えるとより効果的。

どのくらい活用できるのか、詳しいことは分かりませんが、将来、認知症予防にも活用できそうです。



下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「良い学びは即実践しないと一生実践できない」
マインドフルネスのやり方

「潜在意識と顕在意識のグラデーション領域」
無意識活動の領域を上手に使う



【小さな実践】
マインドフルネスの効果を出すために最低3ヶ月間続け、どのような効果が出たかを書き留めておく


 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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