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コラム
マルチタスクは不健康な上に仕事効率を悪くする
2019年6月12日 公開 / 2020年10月25日更新
タスク・スイッチング
AIが人間に変わって行う仕事が増えてきています。AIは複数の仕事を同時にこなすマルチタスクが可能ですが、人間はひとつのことしか集中できません。
いやいや私は携帯で得意先の営業マンと打合せをしながら、道を迷うことなく安全に車を運転できるのでマルチタスクができていると言った人がいたとします。
これはマルチタスクではありません。ただのアホです。
もし、これがマルチタスクだと誤解しているとしたら書き換えておきましょう。これは脳神経科学でいうタスク・スイッチングといって、脳が複数のタスクを高速で行き来しているだけです。
このタスクスイッチングは、生産性を40%も落とすという研究結果が出ています。しかも脳の疲労度は半端じゃないです。
・歩きながら携帯で話す
・音楽を聴きながら掃除をする
・テレビや新聞を読みながら食事をする
・車の運転をしながら会話をする
歩きながら、自転車に乗りながら、車の運転をしながら、というような行動をしながら携帯電話で会話していると集中力を40%も低下させているので、他者に対してとんでもない危険行為です。
これらの行動は、脳のオートモード(習慣)がやってくれているので、マルチタスクができているように感じるかもしれませんが、突然、子どもが飛び出してきたりすると回避するのは困難です。
携帯電話をしながら運転し、事故が多発しているのは、このような「集中力の低下」が原因です。新聞を読みながら食事しても、大切なことは記憶できないし消化にも悪いです。
結局、非効率的な行動をしているにもかかわらず、時短しているように感じているだけで何ひとつ得られるものはないので、後悔する前にやめておきましょう。
マルチタスクは、脳が新しい刺激を求めることで起こる非効率なクセ。これを続けていると、集中力が低下し、ストレスが溜まってイライラするようになり、心身ともの疲れます。
マルチタスクのクセを修正し集中力を高める記事のリンクを貼っておきます。
◇「仕事効率を上げて集中力を高める効率的なディープワーク」
集中力の効率的な使い方
◇「良質な睡眠で夜中に脳が仕事をする」
良質な睡眠をとりながら脳に仕事をしてもらう
◇「作業効率の低下は集中力の低下」
集中力の低下は切り替えスイッチを使う
【小さな実践】
マルチタスクの歩いた後には未完成品しか残っていないということを意識しておく
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