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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

潜在意識と顕在意識の境界はグラデーション色

2019年3月2日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:ビジネスに応用する脳科学

コラムカテゴリ:スクール・習い事

特養に入所しているお袋が、まだ実家で生活していた頃、夏を除いてほとんどホームゴタツで寝ている状態を「コタツムリ」と表現していました。認知症になると季節感がなくなり、自身の体感温度が分からなくなるようです。

カタツムリの家

ところで、最近、歳を感じるひとつに、内容が複雑なドラマを観ると腑に落ちずにモヤモヤしたり、文章を書く時、言葉が出ず記憶の引き出しにうまくアクセスできないことが多くなりました。

高齢になるとそれなりに知識も経験も豊富になっています。しかし、それに反比例するように思い出せないことが多く、あの、それ、あれ、など主語が出ない会話が多くなります。不思議にそれなりに会話は成り立っています(笑)

閃くタイミング


そんな私も、閃きだけは衰えていません。私の閃きの放出場所は、シャワーを浴びている時や、朝、目覚めて布団の中でボーっとしている時。

私たちの意識には潜在意識と顕在意識があるのはご存知だと思います。実は潜在意識と顕在意識の境界線は曖昧なグラデーションで、きっちり線を引いたような境界線はありません。

リラックスしている時、腑に落ちず保留にしていた解答が、曖昧なグラデーションの中で突然、◯と△が磁石のようにくっつくことがあります。

脳科学者によると、普段、私たちの脳が使うエネルギーの目安は、意識活動5%、脳細胞の維持・修復20%、無意識活動に75%だそうです。


これを見ても通常の意識活動で考えるより無意識の領域や曖昧なグラデーションの領域を活用した方が効率的ですよね。

これは私の持論ですが、曖昧なグラデーションの領域でリラックスして、まどろんでいると、既成概念が外れ、これまで何となく記憶に残っていた断片的な情報が、ある瞬間、カチッと繋がるのが閃きのような気がします。

マインドフルネス


瞑想や座禅で雑念を取り去ると、情報が整理されるので集中力が高まります。最近では大手企業も、脳を休息させて活性化するマインドフルネスを取り入れているそうです。

このところメニエルの症状が出ていて、これまで朝晩行っていたマインドフルネスを休んでいます。そのせいかいくら睡眠をとっても脳の中で霧が立ち込めているようにモヤっとした状態です。

マインドフルネスのやり方は、ネットで検索すると詳しいやり方が掲載されています。興味があればやってみて下さい。脳の休息にはもってこいですよ。




【小さな実践】
閃く場所は、散歩、シャワー、トイレ、寝起きなど、自分の閃きやすい場所でアイデアを練る習慣を身につける

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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