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コラム
トラウマは根っこが解ると向き合える
2019年2月24日 公開 / 2020年10月25日更新
トラウマになる理由
ある塾に参加しました。ところが、セミナー講師のひとりがイメージしていた人物像と違い、少し苦手なタイプでした。
参加してしばらく経って、自分のコンテンツの参考にするために、セミナーで頂いた動画を確認しようと思ったところ、苦手な講師の動画を観なければいけないと思うとモチベーションが下がりました。
このように行動のブレーキになる思考は小さなトラウマのようなものです。トラウマは一瞬で潜在意識にプログラミングされることもあれば、長く我慢したストレスが、トラウマに変わることもあります。
例えば、ワンちゃんがカワイイと思って不用意さわったことで噛まれると、ワンちゃん→カワイイからワンちゃん→コワイになって、ワンちゃんの鳴き声を聞いただけでこわくなります。
この場合は、潜在意識にプログラミングされている「ワンちゃんは噛むから危険」の
スイッチが入るので思考と身体が反応します。このようなトラウマも、時間をかければポジティブなイメージに書き換えることができます。
トラウマに向き合う
私は、小学生の頃、崖に登っている途中で、登ることも降りることもできなくなりました。それがキッカケで高所恐怖症になりましたが、なんの因果か大工の棟梁に弟子入りし、嫌でも高いところに上がる羽目になりました。
最初は棟の上に上がると足がすくんで立つこともできなかったのに数ヶ月すると、慣れたのか棟の上でも材料を持って歩けるようになりました。
でもね。私は棟の上で手を離して立ち上がる時に半泣きで「落ちて死んでもいい」と、とてつもない勇気がいりました。今思えば、これが高所恐怖症のトラウマに向き合った時だったような気がします。
このように生存に関係するようなトラウマも、時間をかければ書き換えることができます。ただし、やり方を間違えると、より強いトラウマを刷り込むことがあります。
生存に関係する強いトラウマは短時間で書き換えられるものではありません。あなたがトラウマを書き換えたいと思っても自己流でやろうとせず、ココロから信頼できるプロに依頼して下さい。
プロに寄り添ってもらいながら自分と向き合い、一歩下がって二歩前進のイメージで絶対に焦らないで下さいね。
【小さな実践】
行動できない時、過去のトラウマでブレーキをかけているものを掘り起こしてみる
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