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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

練習のし過ぎは何故いけないのか

2018年10月7日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:ビジネスに応用する脳科学

コラムカテゴリ:スクール・習い事

あなたはどんな時にワクワクしますか?

子どもの頃は、夏休み、Xmas、正月などの前になるとワクワクして待っていたものですが、最近、ワクワクするものが少なくなりました。

童心の心は忘れてないつもりですが、どうしてもイベントやサプライズは現実的になってしまいます。今、一番ワクワクすることは、自分のセミナーや講座の前。少しワクワクするのが、興味があるセミナーや講座の前です。



読書


ワクワク感からネガティブイメージへ


書き出しの話とは関係ありませんが、私が会社員だった頃の話をします。私が勤務していたのは、大手の製鉄会社で、年に一度、社内全体で職場の改善提案のアイデアコンテストがありました。 

その頃から、恥ずかしがり屋のくせに、人前に出る緊張感がたまらなく好きだった私は上司に自らコンテストに参加する意思を伝えました。

コンテストの一週間前になると、昼休みには毎日、作戦会議と課全員の前でリハーサルです。これは苦痛でした。芝居の稽古じゃあるまいし、コンテストは他者との連携がないのでそこまで力を入れてやらなくても・・・ 
なんて思ってました。

そんなこともあって、本番のコンテストは、完全に冷めた状態で参加することになりましたが、チームで作った内容が良かったので入賞しました。

しかし、一週間、皆んなの前で延々と同じことを何度もやらされたリハーサルがトラウマのように残っていました。

とは言え、リハーサルは大切なこと。

いつもの居心地が良いところから未知の世界に入るのは誰でも不安があります。そのような不安の要素を一つひとつ取り除くために、本番のつもりで五感を働かせて行なうことで脳が騙されます。

私の場合は、元々興味があることなので未知への恐怖感より、昼食の時間まで皆んなを巻き込んだことが、ネガティブなイメージとして記憶に残りました。 練習はやり方によっては逆効果です。


内容にもよりますが、何でも反復練習をすれば良いというものではなく、課題に合った適切なやり方でやらないと逆効果になるという話でした。

脳の性質を利用して行なう効果的な練習方法は、こちらに投稿しているので覗いてみて下さい。




【小さな実践】
あなたがワクワクすることを、何故、ワクワクするのか掘り下げて書き出してみると、その中に得意なことや強み、才能を発見することがある



 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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