○○離れ(ばなれ)について考えてみる―欲しがらない若者たち・・・大丈夫か?―Ⅰ
このコラム、9月13日掲載した2の続きです。
途中、面白いテーマが割り込んできたので飛ばしてしまいました。
すみませんでした。今日で完結です。
情報ソースを切り替えた
テレビや新聞などのマスメディアに関して、その内容のプアさや偏向ぶりにウンザリして視聴や購読をやめた私。かくしてテレビも新聞も私の前から姿を消したのです。それで私が情弱(情報弱者のこと)になったのか、世捨て人のような状態に置かれているのか、といえばそんなことはありません。
では、私はどうやって必要な世の中の情報というものを得ているのかといえば、それは当然ネットの世界から、ということになります。インターネットを通じて観るニュース、専門分野の記事、コラム、ブログなどの読み物、或いはユーチューブなどの動画、映像ということになるのです。
情報収集に際して気をつけていること
ここで当然私に対して反論が考えられます。「テレビや新聞への信頼性がなくなってきたから遮断したというが、それではネットの情報は信頼できるというのか。ネットの方がはるかに信用できない情報で溢れかえっているのではないか。」というものです。確かにその通りです。ネットの情報というのは実に玉石混交で、信用のできないものについては、そのフェイク度合いデタラメぶりたるやテレビや新聞などマスメディアの比ではないことも確かです。
したがって、こちら側の責任で充分にセレクトする必要があるのはいうまでもありません。安易に扇動されてはならないからです。
それではきちんとセレクトし、扇動されないためにはどうしたらいいのでしょうか。私はその基準を、どれだけ一次情報に近いところから取得しているか、ということに置いています。直接取材したものとか、できるだけ現場に近い具体的な情報を伝えてくれるチャンネルを選んでいるのです。
どうやって選んでいるのか
というのは、国際的な情報に関しては、日本のマスメディアは、外国のやはりマスメディアの配信をそのまま垂れ流しているに過ぎないものが多いからです。日本のメディアの海外における直接的な取材力に関しては、大いに疑問符を持たざるを得ません。
こんな経緯で、その外国メディアの受け売りに過ぎない、となった場合、ここにはさらなる問題があります。それは元ネタとして取り入れている先の、外国メディアそのものが偏向しているケースも多いからです。その偏向しているメディアを通過して、さらに日本のメディアにとって都合のいいものだけを切り出して報道されたのでは、ほとんど正確な情報など知る由もありません。
したがって、私はどうしているかといえば、日本のマスメディアが全く取り上げない重要な情報、それも一次情報に近いところものを紹介してくれるネットのコーナーを見聞きするようにしています。というのは、中には、私から見てもかなり重要と思われる国際的な情報が、日本ではほとんど紹介されていない、というケースも多々あるようだからです。
マスメディアのスタンス
確かに、ネットの世界は玉石混合で、そのぶれ幅が大きいので個々の情報のセレクトには気を付けなければなりません。これに対してマスメディアの世界は、個別にどうの言うよりも、全体として偏向しているので信用できない、ということになります。
この点についてもっとはっきり言えば、日本のマスメディアは全体として左がかっており、特に中国韓国には甘く、自分の国である日本に対しては極めて批判的であり貶めるような報道が多いと思います。我々世代(団塊の世代プラスややその後まで)は子供の頃からどっぷりとそういった報道体制の中で育ってきたのですから、仕方のない事情ということもあるのですが。私は、冒頭に書いたようにテレビにうんざりし始めた頃から、無意識のうちにそういったマスメディアの報道姿勢に疑問を持ち始めていたのかも知れません。
イデオロギー的バイアスを避ける
メディア断ちをして、自分できちんとセレクトした情報ソースから知識を得るようになってから随分ものの見方が変わりました。以前は、自虐史観その他の影響で、私も自国への向き合い方にバイアスがかかっていたような気がします。自虐史観のような見方が抜けないうちは、誰だって自分の国に誇りを持てないだろうと思います。
情報をセレクトするときに、特定のイデオロギーに偏っていない、という判断基準も大切なものになると私は考えます。イデオロギーによって真実がしばしば捻じ曲げられてしまうからです。
まあ、こうやって日々の新しい情報を取り入れることも大事ですが、正しい本質的なものの見方というものも身につけていきたい、と思っています。そのためには、いつも最新情報を追っかけるだけでなく、古典的な名著といったものにも触れる必要があるのではないでしょうか。
テレビ、新聞といった日本の大手メディアを、ほぼ拒絶している私ですが、上記のような使い分けなどしながら、これからも情弱にならないように世の中をウォッチングしていくつもりです。
紙媒体も、娯楽として男性情報誌は見るんですけどね。
おしまい
追記:いつも読んでいただきありがとうございます。
まあこの通り、いささかユニークな税理士です。
「こんなこと、相談しても大丈夫だろうか?」
といった、我々の専門外のお話についても、
構いませんので一度持ち込んでみてください。
普通、税理士が受けないようなご相談にも、
かなり幅広く対応いたします。
なにかしらヒントになるような
ご解答はお示しできると思います。
ご縁をいただければ幸いです。