ウエブ監査は長年の課題、でもまずは新聞で・・―海江田事務所のコロナ対策について(番外編)Ⅱ―
[いつもと違う極めて重要な情報の発信]
今回のコロナウイルス禍の中で、改めて気づかされたことがあります。
それは普段から「情報発信(アウトプット)」を継続していることの重要性です。
こういうとき、経営者は、顧客をはじめとする利害関係者或いは世間に対して、いつもと違う極めて重要な情報を発信しなければならないのではないでしょうか。
その内容は、それぞれの業種によって様々と思いますが、とにかく的確なインフォメーションが大事ということになります。
例えば、私の仕事である会計事務所では、今回の事態に対する様々な支援策について、日々刻々と発表される新しい施策などの情報が入ってきます。
そのため、その詳しい内容を、中小企業の事業者であるお客さんに伝えなければなりませんでした。
伝え方としては、郵便、FAX、メールなど様々な手段を使いますが、ネット上に情報を上げることもあります。
そういうとき、事務所のHP(ホームページ)は、私が書いているブログをはじめトピックスや税務ニュースなど、それぞれ書き込みやすいように設計されているのです。
そういうベースがありますので、担当の職員は新しい施策など、発表されたり内容が変わったりするたびに、「お知らせ」をどんどん更新していました。
それは現在も続いています。
こんな時私の事務所では、私の方から「こうしろああしろ」などと、いちいち細かい指示など出しません。
これは単にHPがそう設計されているからだけではなく、普段から「情報発信(アウトプット)」に事務所全体で取り組んでいるからできることなのです。
政策的な支援制度の紹介などは、担当の職員が詳しく紹介してくれますので、私はもっぱらブログを通じて、包括的な事務所の支援体制や支援に向き合う姿勢心構えといった内容をお知らせしているのです。
これは普段からそういった仕組みを作っていたからできたことで、急にやれと言われてもできるものではありません。
事務所からの情報発信を怠りなく
つづく