根性が違う、100歳の経営者魂―店長を震え上がらせた祖母の営業トーク―Ⅰ
[そもそも「売れるはずがない」状況で商売をやっている]
ベースとして過疎化高齢化の進む地方では、商売をやっていてもなかなか「儲からない」という状況が当たり前のような世界になってきました。
この、よく言うところの「儲からない」には二通りのパターンがあります。
一つは、そもそも「売れるはずがない」状況で商売をやっているということです。
例えば、砂漠の真ん中で炬燵(こたつ)を売ってもまず売れないでしょう。(それでも世の中には「売ってみせる!」という猛者がいるにはいますが・・・)
なぜなら、それはそこに市場(マーケット)がないからです。
これは極端な例えだとしても、これと似たようなことをやっていては儲かるはずがありません。
それは立地が悪い、というだけではなく、商材が全く不適切であったり、価格が購入者側の感覚とかけ離れたものであったり、接客がまるでお話にならないレベルであったりといろいろな理由が挙げられます。
これは、そもそも基本的なところで「売れるはずがない」状況に甘んじていることになりますので、このベースを変えない限り儲かるはずもありません。
とはいえ、今置かれている環境がどうしようもない、というケースも考えられます。
例えば、人通りの途絶えたシャッター商店街の両隣が廃業した店舗といった立地で細々と商売を続けているという現状だとすればどうでしょうか。
このベースを自力で変えるのは極めて難しいのではないでしょうか。
おそらくこの状況で商売を続けている店主は
「何故だろう?なんで売れないんだろう?なんで儲からないんだろう?」
などとは思わないはずです。
儲からない理由は百も承知の上で、変えようもなく商売を続けているに過ぎないといったところでしょうか。
つづく
【お知らせ】
海江田事務所は、少々不便な立地(かなり田舎なもので・・)です。
にもかかわらず(むしろそのために)極めて眺望の優れたリゾート施設みたいなオフィスです。
とても感じの良い(?)女性スタッフが淹れたてのコーヒーでおもてなしいたします。
これまでの税理士事務所のイメージを覆すような明るい雰囲気。
是非、一度遊びに来てください。
税務に限らず、経営全般のごご相談に応じます。
5年後の我が社が「見える化」できてすごくよかった、というノウハウもありますよ。
皆様のお役立てることを心掛けています。