Mybestpro Members

海江田博士プロは鹿児島読売テレビが厳正なる審査をした登録専門家です

地方創生に必要なのは、「おカネ」ではない―地方衰退の原因と再生の処方箋を考える―Ⅰ

テーマ:地方再生と地域活性化について考える

[必要なのは、おカネを継続的に生みだすエンジン]


木下 斉(きのした ひとし)という人のコラムを、インターネットのニュースランなどで目にすることが多くなったので取り上げてみたいと思います。
彼の肩書は「まちビジネス事業家」となっており、地方の抱える問題やその要因について、いつも鋭い切り口で取り上げています。
私も何度かこのブログで、彼の指摘を参考にした文章を書かせてもらったことがあります。

コラムという形で掲載されていますが、地方衰退の原因についての彼の指摘は明確かつ的確です。
おそらく、これまで余程いろいろな形で、地方の抱える問題やその解決方法について関わってきたのだろう、と推察されるのです。
私も田舎に帰ってきて22年、常に地域の活性化や振興については課題としてきましたので、共感するところも多いのです。

地方の活性化について、私の考えるところとすり合わせて彼の指摘を引用しながら考察してみようと思います。

まず
なぜ地方は補助金をもらっても衰退するのか―地方創生に必要なのは、「おカネ」ではない―
というタイトルのコラムを取り上げてみたいと思います。
彼はこの中で「補助金」の持つ問題点、弱点を明確に指摘しています。

―なぜ補助金をもらうと、地方に活力が生まれないのでしょうか。(中略)
タダでおカネをもらえれば活性化しそうなものですが、ズバリ、地方創生に必要なのは「おカネそのもの」ではなく、「おカネを継続的に生み出すエンジン」なのです。―

私は、地方でこの仕事(税理士事務所経営)をやっていて、これまで様々な補助金を目の当たりにしてきました。
そして、時には関わってきましたが、それが有効かつ継続的に地域経済に貢献した、という事例は見たことがありません。

それは木下氏の指摘のように、地方に必要だったのは「おカネ」そのものではなかったからにほかなりません。



美しい景色は地方の財産だが・・・

つづく

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

海江田博士
専門家

海江田博士(税理士)

税理士法人アリエス

税務相談はもちろんのこと、従来の税理士としての職務に留まらず経営者自身で革新できることを目指した支援を続けています。日本経済をしっかりと支えられる強い基盤を持った中小企業への第一歩のお手伝いをします。

海江田博士プロは鹿児島読売テレビが厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

有効な経営革新支援でより強い経営を目指すプロ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ鹿児島
  3. 鹿児島のビジネス
  4. 鹿児島の税務会計・財務
  5. 海江田博士
  6. コラム一覧
  7. 地方創生に必要なのは、「おカネ」ではない―地方衰退の原因と再生の処方箋を考える―Ⅰ

海江田博士プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼