切望する新しい製造業のモデル―「できっこない」ではできっこない―Ⅳ(おしまい)
[お客さんへのパソコン導入はしていませんでした・・]
会計事務所が進めるべき経理事務のOA化。
さて、この「OA化」について、先日ちょっと衝撃的な話を聞いたのです。
最近私の事務所で採用した、一番新しい若い男性職員と、車に同乗して移動していたときのことになります。
世間話でもしようと、彼にうちに来る前に勤めていた事務所について聞いてみました。
私:「前の事務所では、どんな仕事やり方してたの?やっぱりうちみたいにお客さんとこにパソコン会計 導入してチェックしてたの?」
彼:「いえ、お客さんへのパソコン導入はほとんどしていませんでした。」
私:「エッ!じゃあどんな関与の仕方だったの?」
彼:「お客さんところからデータを預かってきて事務所で入力していました。」
私:「と、ということは、お客さんは手書きの会計資料を作っていた訳?」
彼:「はい。その資料をお預かりして事務所で打っていました。」
私:「お客さんからパソコン会計にしたいんですけど・・・とか、要望はなかった?」
彼:「小規模のところが多かったので、特にはなかったように覚えています。」
私:「でも少し規模の大きいお客さんは、パソコン会計を導入したい、とか言わなかった?」
彼:「ああ、そういうところもありました。そのお客さんにはそうしていました。」
私:「じゃあ、とにかく全体としてうちと仕事のやり方とか中身が全然違うだろう?」
彼:「そうですね。今みたいにそんなにいろいろなご要望はなかったです。こっち(私の事務所)の方が やることのパターンが多いですね。」
なるほど、こちらで入力業務のみ中心の事務所があるんだ・・・・・
と、不思議に思ったことを覚えています。
手書きの帳簿?
つづく