あらゆるものが端末になる世界―競争はアプリからボットへ―Ⅲ(おしまい)
[辞書にも載っていない「自計化」という言葉]
ちょっと前までよく使っていた「OA(オフィスオートメーション)」という言葉はもう古くなりつつあるのでしょうか。
OA:会社の事務部門における能率向上のために行なわれる自動化。
特に、パソコン・ファクシミリなどの導入により、書類の作成・保存・検索・送付などの事務を合 理化することをいう。(「三省堂 大辞林」より)
と、辞書には書いてあります。
「ファクシミリなどの・・・」というところにちょっと古臭さを感じないでもありませんが、今でも使える言葉なのではないでしょうか。
というのは、昔(今でもですが・・)お客さんへのパソコン会計の導入を図ったとき、私が使った言葉だったからです。
お客さんへのパソコン会計の導入は、今でも大きな課題ではあります。
OA化というのは先述のように少し広い概念です。
私が所属していた会計人のグループでは、経理部門へのコンピュータ導入に限って言えば「自計化」という言葉をよく使っていました。
「自計化」という言葉は、誰が作ったのか知りませんが、今でも普通名詞としては辞書には載っていません。
かなり業界寄りの言葉なのだろうと思います。
私はこの言葉を使うのがあまり好きではなかったので、より一般的と思われる「OA化」という言葉の方をよく使ったのです。
まあ、言葉の意味などどうでもいいことなので、この「OA化」について改めてちゃんと考えてみようと思います。
1人2モニター体制
つづく