どこでやるのか、は大事?―考えてみよう、立地というブランド―Ⅰ
[似たようなところと違うところ、いろいろあって面白い]
先述しましたように、パラレルにいろんなことを同時にこなさなければならない家事が大変なことは間違いありません。
なので、一つことに没頭することの方が得意な男性よりも女性の方が向いているのだろう、と書きました。
その点は、経営も似たようなところが多いので、男性よりも女性社長の方が向いているのかも知れない、とも思います。
実際やり手の女性社長が世の中にはいくらでもいます。
ただ、社長の絶対数は圧倒的に男性の方が多いのです。
こういうところ見ていると、まだまだ、日本は男社会なのだろうなあ・・と思います。
さてここで、家事と経営の違いというものも考えてみました。
おそらく決定的に異なるのは、それが「対外的であるか、ないか」ということになるのではないでしょうか。
家事の大半は家の中のことになります。
「家事」というくらいですから、当たり前といえば当り前の話ですが・・・
しかし、経営はそうはいきません。
もちろん社内向けの仕事も山ほどありますが、特に社長の場合、会社を世間とどう向き合わせるか、が大きな課題になります。
企業というものは社会とどう向き合い、存在感を示すかで、対外的な評価や価値が決まってくるものと言えましょう。
企業は社会の公器、と言われるゆえんです。
私は、社長の技量は、対外的な交渉力や会社の存在感を示す手腕にいかに優れているかどうか、だと思っています。
そこのところは、全体的に見て、女性よりも包括的に物事を捉えることの得意な男性の方がやや向いているのかも知れないな、と思います。
こうやっていろいろな角度から見てくると、家事と経営、似たようなところと違うところ、いろいろあって面白いですね。
ちょうどいい機会なのでさらに深いところまで勉強させてもらおうと思っています。
これは家事ではなくて職人さんの技
おしまい