根性が違う、100歳の経営者魂―店長を震え上がらせた祖母の営業トーク―Ⅰ
[久しぶりの一人暮らし]
以前、家内が、娘(長女)が出産するので、しばらくその前後の世話をするということになり、2か月ほど家を留守にしたことがあります。
昔、東京に住んでいた我が家では、長女と次女は家内が田舎に帰ってお産をしたのですが、末っ子の長男は東京で出産しました。
その時は家内の母が上京してくれて、しばらく面倒を見てくれたのでした。
今回は、東京在住の長女は初めから地元の産院で生むことにしていたので、こちらから家内が手伝いに行くことは既定の路線でした。
ただ、どれくらい行きっぱなしになるのか、ちゃんと考えてもいなかった私は、約2か月という長さをきいたとき「エッ!」と驚きました。
「こりゃあある程度ちゃんと家事をやらないと大変だぞ!」
と心の中で思ったのです。
私と家内は夫婦二人暮らしになってもうだいぶ経ちます。
もちろんそれまでは、子供を含めた家族での生活を経ての二人暮らしだったので、今回の一人暮らしは久しぶりでした。
独身時代からすると30数年ぶり、次女のお産で一人だった時からすれば20数年ぶりということになります。
で、当たり前の話ですが、身の回りのことは、掃除、洗濯、料理など、すべて自分でしなければならなくなったわけです。
私は、亭主関白のワンマン亭主ということはないと思うのですが、家事に積極的にかかわるというほどではありませんでした。
その辺は今の若い夫婦とは少し違っていたかも知れません。
焼酎は自分で作れるのですが・・・
つづく