涼しい顔して「OK」と言えるか―「もったい」をつけないのが男の力量―Ⅱ(おしまい)
[仕事に対する感性、センスが必要]
様々なシーズを現場から見つけてくるのは担当者の仕事であり、それを見逃すことなく拾い上げるのは経営者の仕事になります。
そして、そのシーズを育てるべく、再び担当者に返し、ビジネスとして成立するための道筋をつけさせるのです。
これが三歩目で、ここも経営者の裁量ということになります。
私の仕事の場合、ここは担当者だけでなく、そのテーマに相応しい社員を動員して、チーム編成を促すこともあります。
そうやって、お客さんの要望に応え、問題解決まで近づけていくのです。
初動の際の、シーズを持ち帰る担当者、それを受けて的確に手を打つ私、どっちにしても仕事に対する感性、センスが必要になります。
また、上下の風通しもスムーズでなければなりません。
今回そこがうまく機能しなくて悔しい結果となったのです。
今後は、この最初の小さな小さな種(シーズ)にもっと敏感に気が付くよう、そういった感性に磨きをかけていきたいと思っています。
おしまい