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オールラウンダー的な対応力の高さなのか―頭がいいとは何を指すのか?―Ⅴ

海江田博士

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テーマ:自分を振り返る

[頭が良い」というのは、一つの価値基準だけでは図れない]


さて、ここまで「頭の良し悪し」ついていろいろと書いてきましたが、この問題は、66歳となった今でも、私にとって心の中から消え去っていない一つの大きなテーマなのです。
頭が良い、即ち「賢い」というのはいったいどういうことなのでしょうか!?


そもそも日本の場合、頭が良いというのは、万遍なく何でもこなせるとか、そつがないとか、万事飲み込みがいいとかいったオールラウンダー的な対応力の高さを指すことが多かったのではないでしょうか。
これは、学生に置き換えれば、多くの受験科目をそつなくこなせる、平均的に高い点数が取れる、ということになります。


今でもこれが、「頭が良い」と言われる人間に対して、一般的によく使われる評価基準であることに間違いはありません。
つまり「欠点がない。」ということが、頭の良さの大きな評価基準の一つだった訳です。


もちろん、いわゆる「地頭(じあたま)」がよければ「記憶力」も「理解力」も「処理能力」も普通よりもレベルが高いことになりますから、そう評価されて当然です。
そしてこれは、その人の学生時代に、「勉強ができる」「成績がいい」という典型的な形で表に現れます。


ところが近年、脳科学の研究が進んで、受験の際に特に発揮される「もの覚えがいい」或いは「記憶力がいい」というのは、脳の働きのごく一部であるとされるようになってきました。
つまり「頭が良い」というのは、一つの価値基準だけでは、そう単純には推し量れるものではないんだぞ、ということがかなり周知されてきたようなのです。



ものを教えるのは難しい

つづく

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海江田博士
専門家

海江田博士(税理士)

税理士法人アリエス

税務相談はもちろんのこと、従来の税理士としての職務に留まらず経営者自身で革新できることを目指した支援を続けています。日本経済をしっかりと支えられる強い基盤を持った中小企業への第一歩のお手伝いをします。

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