聞いてないヨー!―散々無茶振りをされてきてわかった自分の性格―Ⅱ
[アウトプットが大事!じゃありませんか?]
私は、何故「アウトプットから先・・」と、主張するのでしょうか?
それは
「我々は、会計データをいったいどう読み込むのか?」
という意味にほかなりません。
さらに言えば、「会計データを読み込み分析した結果」こそが大切だからです。
これは言うまでもなく、経営上の重要な判断の材料となります。
経営者は、経理上のインプット作業にそれほど関心を持つ必要はありません。
それは、経理担当者の仕事だからです。
しかし、アウトプットされたデータには深い関心を持つ必要はあります。
私の、クライアントさんの会計データに対する関心の軸足は、社長さんと同様そこにあるのです。
つまり、アウトプットから先にしかありません。
こちら側の単なる作業工程である入力の仕事が、コストとして高くつくのか安く済むかは、私にとってさほど大きな関心事ではないのです。
もちろん税理士とは言え、20人近い従業員を雇用している経営者でもありますから、コスト計算には敏感になるべきだろうとは思います。
したがって、入力の費用がどうでもいいという訳ではありません。
しかし、営業される際に、冒頭で
「あのソフトは高いですよ、こっちのソフトは安いですよ。」
の話から始まると、少しがっかりせざるを得ません。
俺たち(税理士)はそんな風に見られているのか、と思うのです。
まあ、世の中の多くの税理士さんが、そこに敏感になるということは、原価計算をしっかりなさっている、ということでもあるのでしょう。
それはそうなんでしょうけれど、そういう営業のされ方は、私にはあまり馴染まないのです。
高い安いだけでいわれてもなぁ~
つづく