根性が違う、100歳の経営者魂―店長を震え上がらせた祖母の営業トーク―Ⅰ
前述のように、青年税理士クラブの会長就任所信として表明してから約20年が経ちました。
私が予測したように我々会計人を取り巻く状況が変わったかというと、半分当たっているが半分はそうでもない、というのが正直な感想です。
世の中が様々な対応能力に優れた会計人を求めていることは確かです。
かといって、その逆の税理士、まるで対応能力のない旧態然とした税理士たちが淘汰されたかといえばそうでもない、というのが現状です。
まだ、なんとかかんとか生き残っているといった状況なのです。
さて、今回は我々の業界のお話ではありません。
霧島酒造の研究から始めようとして脱線してしまいました。
霧島酒造は、過去の常識から離れ、商習慣から離れ、古い組織構造から巧みに離れることで、現在のような勝者の座に就いたのです。
そのプロセスはどのようなものだったのでしょうか。
再び、インターネットの企業分析から引用してみたいと思います。
― トンネルの先に復活の光が見え隠れする日本経済。2013年からのアベノミクスの恩恵などで売り上げを伸ばす企業がある一方、変わらず閉塞感の中で苦しむ企業もいまだ少なくありません。
特に歴史が長い業界では、なかなか企業も消費者も変わらないのが現実ではないでしょうか。―
つづく