義理人情の世界と現代経営―ウエットなしがらみをいかに断ち切るかは大きな課題―Ⅲ
資金不足や設備の不備もなくはないのですが、これらは切り抜けられない話ではありません。
しかしながら、人の不足の問題は恒常的に企業の力を奪っていきそうな気がします。
ボディーブローのようにじわじわと企業の体力や気力を奪っていくのです。
マクロ的には経済が回り始めたように見えるのに、自分の事業についてだけは、取り残されてしまったかのように感じるのではないでしょうか。
一度逃したビジネスチャンスを次に取り返すのは容易なことではありません。
この一度のビジネスチャンスはできるだけ逃したくないものです。
ここは、そのための処方箋を考えなければなりません。
少し遠回りかも知れないのですが、次のようなことを考えてみました。
特に地方において、なかなか人材を集められない原因のひとつに、働く側にとって魅力的な賃金を出せないという問題があります。
全体的に経済の規模が小さいので、支払う側もそんなに多額の賃金を設定することができません。
しかし、貰う側の、特に若い年代層はそれでは満足できないのです。
都会との格差があまりに大きければ、そちらの方へ流れていく可能性が高くなります。(実際、そういう現象が起きているのです。)
もちろんある程度の流失、離反、移動は致し方ありませんが、地方にも一定の人材が残ってくれなければ地方の経済社会は成り立たなくなってしまうでしょう。
それでは、地方においても人材の確保をするためにはどうすればいいのでしょうか。
つづく
【お知らせ】
海江田事務所は不便な立地(かなり田舎なもので・・)
にもかかわらず(むしろそのために)極めて眺望の良い
研究施設みたいなオフィスです。
とても感じの良い女性スタッフ(?)が淹れたてのコーヒーで
おもてなしいたします。
是非、一度遊びに来てください。
税務に限らず、経営全般のごご相談に応じます。
5年後の我が社が「見える化」できてすごくよかった、
というノウハウもありますよ。
皆様のお役立てることを心掛けています。