10年後に無くなる職業Ⅱ
「俺たちはそれなりに苦労した。報われる権利がある。豊かになった分借金も増えた。そのつけは後ろに回すから、後はお前たちで何とかしろ。」
という理屈は通らない、と私は思います。
大変になった現状を若い世代とシェアしなければならない、と考えているのです。
このことで「損をした。」などと思わないでいただきたい。
先輩世代のビジネスは、多少の好不況の波はあったとしても、一度は相応の果実を手にしたはずです。
今の若い世代はその果実をほとんどの人が一度も手にしていないのです。
この若い世代が絶望し、やる気が失せてしまったら将来の日本は沈没してしまいます。
政治は、彼らを励まし希望を持たせ、或いは叱咤激励し、前向きにさせるような政策を次々と打ち出していかなければならないと思います。
そのために予算が必要であれば、限られた金の中から、世代間で譲り合わなければならないだろうと考えます。
手厚い社会福祉の中から、多少は返上してでも彼らのための政策に回すべきだろうと私は思っています。
国は、年金制度の破綻といった自らの不手際を、定年制の延長など民間企業に強制してその後始末を押しつけているようですが、これでは若い世代の働く機会がますます失われてしまいます。
つづく
【お知らせ】
海江田事務所は不便な立地(かなり田舎なもので・・)
にもかかわらず(むしろそのために)極めて眺望の良い
研究施設みたいなオフィスです。
とても感じの良い女性スタッフ(?)が淹れたてのコーヒーで
おもてなしいたします。
是非、一度遊びに来てください。
税務に限らず、経営全般のごご相談に応じます。
5年後の我が社が「見える化」できてすごくよかった、
というノウハウもありますよ。
皆様のお役立てることを心掛けています。