突破できるのか、業界の常識というハードル―業界の常識は世間の非常識??―Ⅱ
しかしながら、やはり、この理屈を「当り前」と思っていたレベルから、少し深く追求してみる必要はありそうな気がします。
特に「先見性」は社長さん達の自信のある項目の上位にあがってきていません。
「先見性」については別途検討してみる必要性があるのではないでしょうか。
さてそう考えたところで、「先見性」をもってビジネスにあたれ、と言われても、「それが分かれば苦労はせんわい!」と言う経営者の声が聞こえてきそうです。
確かに、この「先見性」というのが一番難しいといえるでしょう。
先のことは誰も分からないからです。
人に先んじたチャレンジは必ずリスクを伴います。
そのリスクが命取りにならないとは言えないのです。
そんな前提で、どんな経営者も「わしは先見性がある。」などと胸を張っては言えないでしょう。
昔は、周りをじっくり見てから、先行事例の中の成功事例だけを真似すればよかったのです。
それでも充分間に合ったし、且つ、それからでも長くそのビジネスを続けることができました。
現代経営はそうはいきません。
人に先んじてことを起こさなければなりませんし、そのせっかくのビジネスの賞味期限も昔に比べてはるかに短いのです。
つまり、かつてに比してビジネスそのものがはるかに難しくなったのが現代なのです。
そして、そのことが顕著に表現されているのがこのアンケート結果と言えましょう。
つづく
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