突破できるのか、業界の常識というハードル―業界の常識は世間の非常識??―Ⅱ
以前、事務所に出入りしている保険会社の担当者が1冊のきちんと製本された冊子を持ってきたことがありました。
見ると
「未来をつくる日本の社長たち」
というタイトルで、31ページある上質紙のりっぱな冊子でした。
これは大同生命が創業110年記念事業として、全国規模で「経営者1万人アンケート」(正確には13047人)を実施し、集計しまとめたものです。
サンプル数が多いので結構労作といえるのではないでしょうか。
とはいえ、最初大同生命の担当者が持ってきたときは
「どうせ会社の宣伝材料に使う、毒にも薬にもならんような無難な統計データかなんかをまとめた程度のものなんだろう。」
とタカをくくっていました。(大同の皆さん申し訳ありません。)
しかし、先述しましたようにサンプル数が多いので、社長さん達の様々な本音がいろいろと集約されており、よく見てみると結構面白い内容になっています。
おそらく費用も相当かかっただろう、と思われます。
中でも気になる切り口やそれに関する分析が幾つかあったので、以下重要と思われる項目に何点か触れてみたいと思います。
つづく