どこでやるのか、は大事?―考えてみよう、立地というブランド―Ⅲ
さて、自分の業界について、多くのページを割いて書いてしまいましたが、同じように他のビジネスにも適切と思われるロジックを組み立てなければなりません。
世の中に全く必要なくなったビジネスなどほとんどない、というのが私の考えです。
ただ、そのニーズの「在り方と強度」が変わっただけのことなのです。
また、私の業界の事例で申し訳ないのですが、例えば「節税」です。
昔は、単純な資金持ち出しの節税対策だけでも評価されたのですが、現在は資金繰りとの関係を緻密に見ていかなければなりません。
そういう意味では「節税」もその「在り方」が変わってきているといえるでしょう。
また、黒字企業の減少は「節税」に対するニーズの「強度」を下げています。
むしろ「節税」よりもどうやって利益を出すか、の方がニーズの「強度」は強くなってきているのです。
税率が下がってきているので、下手な「節税」をするよりも、納税することが一番の「節税」という皮肉な世の中になってきているともいえるのです。
このように「在り方と強度」に合わせてこちらも形態或いは体制をアレンジしていかなければなりません。
そのアレンジに関する方法論と果たしてうまくいくのかの結論は誰も教えてはくれないのです。
これだけは、自分で考えるしか手がありません。
ただ、そこへ至る方法論は必ず存在します。
それは、情報を集め、咀嚼し、考え、アレンジし、試してみて、また考え、アレンジし、と繰り返しながら仕事のクオリティーを上げていくという繰り返しです。(トライ&エラーといいます)
これをめげずに実行した者だけが他の追随を許さないオンリーワンになれるのではないでしょうか。
結局「自分で考えろ!」・・これしかない、というのが私の結論なのです。
『考える経営』の結晶・・・経営計画
おしまい
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