MADE IN JAPAN・・・かつてのイメージについてⅢ
工業製品一辺倒でここまでやって来た「メイドインジャパン」も、これからは少しずつ様変わりしていくのではないでしょうか。
その大きな転換として、工業製品を「ハード」だとすれば、様々な「ソフト」がその主力になって行くのではないかと思っています。
その「メイドインジャパン」の「ソフト」について、例えば、日本のアニメ文化が世界中ですごい人気らしいことは、度々TVのニュースや特集番組でコスプレ姿に大喜びする外国人を見ていてもよく分かります。
私などは全くもって理解不能な世界の出来事ではありますが、その影響力の大きさは、年々そのパワーを増大させているようです。
以前「もったいない」がケニアのワンガリ・マータイさんによって国連で大きく取り上げられました。
それまで極めて日本的な概念だった「もったいない」は、国際的な場で「モッタイナイ」と紹介されて一気にブレイクし世界標準となったのです。
また、日本的なサービス、「おもてなしの心」も今世界から注目を浴びています。
世界では、飲食業やサービス業など様々な場で、この「おもてなしの心」を活かしたいと思われているらしく、今後いろいろな形で世界中に「輸出」されて行くのではないでしょうか。
城山三郎が「メイド・イン・ジャパン」を執筆してから約50年、形を変えて「メイドインジャパン」は世界でその存在感を示して行くことだろうと思います。
おしまい