常識破りの功罪Ⅰ
今回のお話は、ある若い経営者に対するプチ切れからいろいろと書いてしまいました。
とはいえ、彼にも頑張って欲しいという気持ちはほかの若手経営者への思いと変わりはないのです。
ただ残念なことに、彼はこういう集まりに参加するのに名刺も持ってきていませんでした。
私は彼を励ましたくても連絡すら取れないのです。
こういう場で、自分の事業をアピールし、その証拠として名刺をしっかり交換するのもプレゼンの第一歩、立派なマーケティングと言えるでしょう。
更につけ加えるならば、期待と違った講演内容だったとしても、折角そこにきて座っているわけですから「何か吸収できることはないか」と貪欲にくらいついてきたらどうだったのだろうと思います。
後継者である彼にとって、視点を変えてポジティブに捉えさえすれば、マーケティングの話は何かきっと参考になる中身があったはずです。
「思っていたのと違う。」と自分に蓋をしてしまってはもったいないではありませんか。
また、「金がないから」と今の立場をネガティブに捉えていても一歩も前には進めません。
だからといって、根性論的な感動話を百万回聞いたところで現状は何も変わらないでしょう。
目線を変え、発想を変えなければ今よりましな未来は来ないのです。
前向きに気持ちを切り替えて、まず今できることを実行していく。
その方向性と何をやるかについては、市場(顧客)をよーくウォッチングしながら熟考を重ねていく。
方向性とやることを決めたならば、戦略的な裏付けを持って、計画をし実践していく。
それがマーケティングであり、活用していくための最善策だと私は思っています。
おしまい