常識破りの功罪Ⅳ(おしまい)
1、改善点を見つける。
これまた当然のことですが、実行に移した人には目の前にすぐ壁が現れます。
思っていたことと違う現実を大なり小なり突き付けられることとなります。
ここで、めげてしまい、諦める人が多いのも事実です。
「やっぱり駄目だった。こんなことじゃないかと思っていた。」
もともと強い確信を持って始めたわけではないので、腰が引けているのです。
これ以上、傷を深くしたくない、という心理も働きます。
しかしこういったネガティブなイクスキューズ(言い訳)ですぐに撤退するようでは何事も実現しません。
目の前に現れた壁は「あ、これが改善点なんだ。」とポジティブにとらえて、どうやったら改善できるのか前向きに考えるべきです。
2、改善してみる。
目の前に現れた壁を、修正すべき改善点と捉えたならば、早速、軌道修正すべきです。
すでに一度実行してから発見した修正点ですから、それを修正することは、必ずより成功への現実味を帯びてきます。
こんな風に前向きにとらえてトライアル&エラー(微調整)を繰り返していけば、必ず何らかの成果は掴めるはずなのです。
最初の壁で諦めてしまうのが一番馬鹿馬鹿しいといえるでしょう。
3、更に実行を続ける。
後は同じことの繰り返しです。
微修正を加えながら、一定の成果が出るまで粘り強く繰り返していく。
そうすれば、新しい試みも自らのビジネスとして標準化され定着していくでしょう。
ここまでやって、ようやく業績回復の道筋を付けることができたといえるのです。
私は今回書いたことを「歯を食いしばって・・」とか「必死の形相で・・・」とか言うつもりはありません。
それよりも「前向きな気持ち」を持ち続けることこそが、最も大事なポイントだと思います。
そして、今回書いたようなステップを階段を一歩ずつ上がっていくように実行なさったらどうか、と思うのです。
なんといっても「簡単にめげない。」ことこそが一番の成功要因だと思います。
おしまい