ビジネスにおいても見た目の印象は大事―流行とシルエットを考える―
以前、FB(フェイスブック)仲間である京都の税理士さんが、プロの女性スタイリストを招いて税理士向けに講演を行なったことがありました。
テーマは『選ばれる税理士ファッションとは』・・・このタイトルだけでも相当面白そうです。
企画も面白いと思ったのですが、その後このスタイリストさんがFBに寄せられた感想なども大変興味深かったので、このテーマについて考えてみようと思います。
その感想とは
『選ばれる税理士ファッションとは』
~ ソーシャルメディア時代を勝ち残っていくために ~
「京都にて 税理士さん対象のファッション講演を行ってきました。
税理士さんと言えば、確かな資格の元にある職業が故に すでに選ばれている=仕事がある人達という印象ではあるが、実際問題、税理士さんだけではなく『資格』に頼った生き方では 安泰ではない、選ばれにくい時代になった。
そのような意識がなければ現代を生き抜く力、真に選ばれる人となることから逆に遠ざかってしまうだろう。
今回、講演を依頼された京都の税理士さんは、 いち早くそういう危機感に気づき税理士仲間の皆さんを対象にこのような場を提案してくださったのだ。
どの業界にも良い意味で異端児は存在する。そういう人がいなければ、何も変わっていかないということも私は多くの事例を見てきました。
私自身、スタイリスト業界の異端児ですから 。
声をかけてくださった税理士さんも実際にお会いして、その考え方や生き方が数歩先を走り、何かを察知するセンサー感性の鋭さは普通じゃなかったです。
ファッション講演を依頼される方の多くは「このままではいけない」という気づきと大きな「未来へのミッション」があります。
そこをつき付けていけば必ず目を背けられないのが『装い』であり、このことから決して逃げない人たちです。」
以上がスタイリストさんの感想です。
税理士に突き付けられている課題は、以前に比べ俄然多様化し複雑多岐にわたっています。
多くの税理士が税務1本で仕事を維持していくことの難しさを感じているはずです。
税務や会計の専門性は言うに及ばず、資金管理、経営(改善)支援、リスク管理、労務、コンプライアンス、マーケティング等々課題は実に様々です。
このように、経営者が提供してもらいたいと思うサービスは目白押しなのです。
我々税理士は、その中から税務と組み合わせられる得意分野を探し出して、顧客のニーズに合わせ、提供していかなければ食っていくのが難しい時代になりました。
少なくとも税務以外にも幾つかの項目について対応力がなければ、顧客の支持を得ることは困難でしょう。
このセミナースタイル、カッコいいですか、ワルイですか?
少なくとも、あんまり税理士らしくない?!?
つづく