W杯目前、海外での防犯対策
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外務省がブラジルの治安情勢と防犯対策を説明
2014 FIFAワールドカップ ブラジル大会の開催まで、あとわずかとなりました。日本代表のメンバーが発表され、気分が高揚している人も少なくないと思います。日本の裏側のブラジルでの開催ではありますが、多くの人が観戦に出かけることが予測されます。
日本の外務省ではこれに先立ち、「2014年FIFAサッカーワールドカップ・ブラジル大会開催に伴う注意喚起」をスポット情報として5月12日に発表しました。ブラジルの治安情勢と防犯対策が詳しく説明されているので、出かける前に一読することをオススメします。
最も重要な防犯対策は「意識」と「心構え」
格安航空会社などの参入により、身近になった海外旅行ですが、特に気をつけたい防犯対策は以下の通りです。
(1)現地の治安情勢を調べる。
(2)危険な場所には行かない。
(3)現金を持ち歩かない。
(4)貴重品は身につける。
(5)パスポートなどはコピーしておく。
どれも被害に遭わないために大切なことです。加えて、最も重要な防犯対策を紹介します。それは「意識」「心構え」です。
訪れる先は、「異国」です。「日本での常識は、非常識」であることが多く、散策中の街角で戸惑うこともあると思います。そんなときの表情や仕草を観察し、犯罪者はターゲットとする場合もあります。「異国」とは、日本人と「感じること」や「感じ方」の違う人たちが住む場所であり、常識や習慣も全て違うことを認識することが大切です。ここで、知人から聞いた「感じ方」の違うエピソードを紹介します。
宿泊先のホテルでの出来事です。出かける際にルームサービスを依頼し、楽しい一日を過ごして部屋へ戻ったところ、枕元に置いておいた腕時計が無くなっていました。慌ててフロントに尋ねたところ、ルームサービス係が「お客さまからの感謝の気持ち」と受け取っていたそうです。それを聞いた知人は、腕時計をそのままあげたそうです。
盗難事件と思い込んだものの、「感謝」と受け取られていたという奇想天外なエピソードです。このように、訪れた国では「感じること」や「感じ方」が違う人たちが生活しているということ、その中においては自身が異質なものであることを意識することが重要で、防犯対策の基礎になります。
訪れる国の住人を観察し、マネをすることも防犯対策に
「感じ方」の違いを犯罪現場に置き換えてみます。銃の携帯が許されている国では、犯罪のターゲットが銃を持っている可能性があるので、犯罪を企む側も護身用に銃を携帯します。つまり、犯罪に銃が使われるのは「凶悪」ではなく「常識」なのです。銃や刃物の携帯が禁止されている日本では考えられないことですが、これが現実であり日本での防犯対策が通用しないことの裏付けでもあります。
この「感じ方」の違いを意識することで、見えてくるのが「対処方法」の違いです。海外へ出かける際は、その国の犯罪情勢はもとより、その国で流行っている「防犯グッズ」や犯罪に関する「話題」なども調べてください。
そして、到着したら周りの人々を観察してください。「バッグをどのように持っているか」「歩きながらどこを見ているか」「多くの人が利用する交通手段はなにか」などです。これらが、その国で安全に過ごす方法で、マネをすることも有効な「防犯対策」なのです。
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