「いいともロス」を解消するには
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「笑っていいとも!」最終回で「いいともロス」や「タモロス」に
春は別れの多い季節です。長年続いた、日本の昼の顔とも言えるフジテレビ「笑っていいとも!」も3月31日で最終回を迎えました。日課の如く「笑っていいとも!」を視聴していた長年のファンは、ちょっとした喪失感を感じているかもしれません。「いいともロス」や「タモロス」などという、何とも言えない状況に陥る人もいるほどです。
昨年の、NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」が最終回を迎えた後も、「あまちゃんロス症候群」と呼ばれる症状に陥る人が続出しました。現代人病のような、この症候群を解消していくにはどうしたら良いのでしょう。
喪失感は、人に様々な症状を発症させる
たかがテレビ番組、されどテレビ番組なのです。今まで当たり前のようにあったものの喪失感は、人に様々な症状を発症させることがあります。人間の心理として、一種の「逃避」の状態を心がとってしまうのです。
・虚脱感や無気力感
・不眠
・情緒不安定
・うつ症状
これに近しい状態が「ペット・ロス症候群」です。愛していたペットが、ある日を境にいなくなるわけですから、その喪失感は心に多大なストレスを与えます。身体症状が2週間以上続いてしまう場合は、心療内科や心理カウンセリングを利用することをお勧めします。
他者に「共感」してもらうことは前を向くために必要なステップ
まずは、「さみしさ」を表現しましょう。悲しいのに悲しさを表現しなかったり、怒っているのに怒りを表現しないような抑圧した行為は、自分では抑え込めたと思っているかもしれませんが、人間の心に歪みを生みます。人は共感してもらうことで、現状を受け入れることができます。
そのためには、うっかりファンでも何でもない人に話しても、「そう?」の一言で一蹴されるので、今回の場合だと「笑っていいとも!」を好きだった人と、色々なエピソードや感情などを話ながら、自分の気持ちを表現しましょう。「共感」はこのケースのみならず、人が前を向いていくために必要なステップなのです。
日々の生活に「変化」という「刺激」を
もしかしたら、今回のような「○○ロス症候群」になってしまう人は、日々の生活の中に「変化」という「刺激」が少ないのかもしれません。
アロマやストレッチなどのリラクゼーションを生活に取り入れてみたり、新しい習い事をしてみたり、もしくは、また楽しみにできるような本や週間番組などを見つけてみましょう。自分にとって未知の領域は、全て「楽しみ」と成す可能性に溢れているのです。
独自手法で短期解決をもたらす心理カウンセラー
青柳雅也さん(カウンセリングルーム アンフィニ)
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