PM2.5から赤ちゃんを守るには
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PM2.5、赤ちゃんに多大な健康被害を及ぼす危険性
春風が心地良いこの時期、中国の深刻な大気汚染による影響で、大陸から偏西風に乗って微小粒子状物質「PM2.5」が日本各地に侵入。健康被害への問題がクローズアップされています。環境省の発表によると、PM2.5は、大きさが髪の毛の太さの1/30程度の超微粒子で、肺の奥深くまで侵入し、肺がん・呼吸系・循環器系への影響が懸念されるとのこと。具体的には、喘息・気管支炎・肺がん・心筋梗塞・脳梗塞などの発症率が高くなるようです。
目に見えないPM2.5は、抵抗力の弱い赤ちゃんに、多大な健康被害を及ぼす危険性があります。大事な赤ちゃんを喘息や気管支炎から守るために、家庭でできるPM2.5対策を紹介します。
家庭でできる3つのPM2.5対策
1、不要不急の外出を控える
赤ちゃんはマスクを着用できません。環境基準値(健康を維持する上で望ましい基準値)の35を超えたら、不要不急の外出を控えましょう。※地域のPM2.5濃度は、環境省ウェブサイト「そらまめ君」でチェックできます。
2、こまめな掃除でPM2.5をブロック
窓を開けての掃除はNG。PM2.5は微粒子なので、窓の開閉で室内に侵入してしまいます。掃除の時は、空気清浄機を「強」に。高性能掃除機以外では、排気でPM2.5を舞上げないために、最初に濡れたクロス(雑巾)で拭き掃除をしましょう。棚の上、テーブルの上、床の順番で、ホコリを拭き取る時と同じ要領で、上から下に拭き下ろします。拭き掃除が終ったら、次に掃除機をかけます。特に赤ちゃんは、ハイハイや伝わり歩きなど床近くで動き回るため、こまめな床掃除が必須です。
3、布団や洗濯物の外干しNG
PM2.5は、粒子が小さいので、外干しの布団や洗濯物に付着します。布団の繊維の中に入った場合、取り除くことは困難です。そうなると、一日の大半を寝て過ごす赤ちゃんは、寝ている間中、PM2.5を吸い込むことになってしまいます。日当たりの良い場所で、室内干しにしましょう。
季節的に良い時期ですが、赤ちゃんを連れての外出に注意を払わないといけないのが残念です。外に出られない分、キレイに掃除した室内で思い切り赤ちゃんを遊ばせてあげてください。
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