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波平さんに見る「素敵な頑固親父」の秘訣

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波平さんは「日本人の父親像」。その魅力とは?

波平さんに学ぶ「素敵な頑固親父」の秘訣

「家族の温かさ」「ポジティブ思考の大切さ」など、人生の大切なことを楽しく教えてくれる 国民的アニメ「サザエさん」。その「サザエさん」の波平役で親しまれた声優の永井一郎さんの突然の死去は、とてもショックなニュースでした。

「アニメのお父さんと言えば?」という問いに対して、多くの人が 「波平さん」を挙げるのではないでしょうか。波平さんは「日本人の父親像」としての地位を築いてきました。しかし、現代では、「イクメン」や「友だち親子」など、波平さんとは全く違うイメージのお父さんが理想とされています。では、なぜ今でも波平さんは長きにわたって「日本人の父親像」としての地位を確固たるものにしているのでしょう?

答えは簡単です。日本男児なら誰でも、心の奥で少なからず「頑固親父」に憧れているからでしょう。とは言っても、波平さんは熱血スポーツアニメの頑固親父とは違うポイントがあり、誰もが憧れる「素敵な頑固親父」としての秘訣があるのだと思います。

名台詞「バカモン」は、感情ではなく信念で叱るセリフ

波平さんの名台詞「バカモン」。いつもカツオを説教しているイメージがありますが、波平さんが「バカモン」を発する時には、必ずそこに自身の信念がある気がします。その日の気分や自分の都合ではなく、絶対的な信念にカツオが反した時のみ発している「バカモン」。だからこそ、親子関係に溝を生まず、カツオも素直に心に受入れるのだと思います

また、波平さんは言葉で教えるのではなく、自身の生き方で伝えています。最近、 私も子育てや青少年健全活動を通して感じるのですが、子どもには「教えること」と「伝えること」を分けなければならないと気をつけています。「教えること」とは、勉強や箸の持ち方など頭で理解できること。「伝えること」とは、「家族を大切にする」「嘘をつかない」「困っている人がいたら助ける」など、人生を生きる上で大切な信念や生き方です。これらは、いくら言葉で教えても子どもたちのには刻むことはできません。親の行動でしか伝えられないのです。それを波平さんは実践しています。

「素敵な頑固親父」の最大のポイントは「不完全さ」

そして、波平さんが他の頑固親父キャラと違う大きな点に「不完全さ」が挙げられます。時には酒でほろ酔い、釣りで坊主になり、勝手な勘違いもする。失敗する姿も見せてくれます。

本人が意図としているかどうかは別として、そんな姿を磯野家の子どもたちは見ています。これにより「失敗しても良いんだ」「完璧な人間なんていないんだ」と失敗を恐れない気持ちを伝えているのではないかと思われます。また、この「不完全さ」こそが、窮屈ではない「素敵な頑固親父」の最大のポイントと言っても過言ではありません。

父親は父親として子育てを。「波平スピリット」を心に

先にも述べたように、現代の理想の父親像は「イクメン」や「友だち感覚」と言うことは否めませんが、父親には「波平スピリット」が必要だと考えます。母親には母親にしかできない子育てがあり、父親には父親にしかできない子育てがある。磯野家のような家族全員のバランスが大事なのです。母親は母親として、父親は父親として、子どもと向き合うことが子どもに多くのことを学ばせ、家族のバランスの良いコミュニケーションにつながっていくのです。

今の日本で波平さんになることは容易ではありませんが、父親の皆さん、ほんの少しでも「波平スピリット」を心の中に入れてみませんか?

メンタルヘルスと心を育むプロ

つだつよし、さん(株式会社 ドリームプロモーション)

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