柱の角に足の指を引っ掛けた後痛みが引かない!! その腫れは骨折かも!?
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足の小指は骨折しやすい場所!!
家の中で動き回っている時、ふとした不注意で足の小指を、柱の角に引っ掛ける、ソファーの脚にぶつけるなどという事はありませんか。靴を履いていない時に起きる事故ですが、ことのほか痛くてうずくまってしまう時は、骨折が考えられます。骨折している場合は、5分から10分くらいの間に、紅く腫れて来ます。ずきずきした痛みは軽くなる事がありません。しかしながら、腕や足を骨折した時のように、我慢出来ないような痛みにはなりませんので、しばらくすると動けるようになる事から、打撲だと思いがちで、放置する人が殆どです。歩く事が可能なので、痛いなあと思いながら動き回っていると、翌朝指が腫れ上がります。飲酒や入浴をすると2倍以上に膨れ上がります。こんな時まずする事は、痛みが治まるまでじっとしている事です。最初はどこが痛いかわかりませんが、10分くらいすると、痛いところが分かって来ます。押した時、強い痛みを感じたら骨折の疑いがありますので、専門医の受診が必要です。
足の小指が骨折しているときに歩き回っていると数か所に割れる?
指の骨は、手足とも親指が2本、第2~5指は3本で構成されています。指の根元が基節骨(きせつこつ)、真ん中が中節骨(ちゅうせつこつ)、爪がある末端は末節骨(まっせつこつ)と言います。柱の角に小指をぶつけた時はどの骨でも折れる可能性がありますが、末節骨が折れると指が特に腫れ上がります。末節骨や中節骨には、指を曲げたり伸ばしたりする腱がそれぞれ1か所ずつ付いているため、歩き回っていると腱の力が働いて骨折した部分が離開して来ます。患部を固定せず歩く事を止めないでいると、1週間から10日後には、骨折部が3か所程度に割れて来ます。2週間を経過すると、末節骨の骨折だった人でも、中節骨へ骨折が広がり、中節骨が2~3か所割れて来ます。本来約2週間で癒合する骨ですが、骨が脆弱な人は割れやすく、癒合期間は4週間以上を要します。ひび割れた部分が多くなると人によっては3か月以上癒合に時間を要する場合がありますので、怪我を軽く見ていると、長期間日常生活に支障が出ます。
足の小指の動きを制限するためには足の裏に渡り固定する必要あり
足の小指の動きを制限するためには、指の部分だけ固定しても、骨折部の安定を図る事は出来ません。それは、他の指も同様です。足の小指が曲げ伸ばし出来ないようにするためには、固定具を用いて指先から足の裏に渡り固定する必要があります。また、小指を動かす筋肉は、脚の部分に続いていますので、足首まで固定する必要があります。歩く時は、足首まで包帯を巻き、足の裏全体を付いて歩くようにしましょう。足の裏の筋肉が働かない(収縮しない)ように歩く事がポイントです。膝を曲げないようにすると、骨折部への負担が軽減されます。
骨折の痛みを止めるためには非観血療法による外科手術が必要
全ての皮下骨折に共通していますが、「非観血療法による外科手術」を的確に行えば、骨折の痛みは即座に止まります。柔道整復治療で行う術式は、「徒手整復術」と言います。柔道整復師が行う治療は、日本固有の医術です。痛み止めを使用しなくても、生活する事が可能な治療法です。骨折した際は、骨の位置を正常に戻す事が大切です。受傷直後は、是非柔道整復治療をご検討頂きたく思います。安定した位置に骨が戻った後は、固定が必要です。骨折部位に負担がかかる動作を避けるようにすれば、約2週間で癒合します。受傷直後に整復すれば、それより短い期間での癒合も可能です。骨折した日の入浴や飲酒は、指が腫れ、痛みが増悪しますので、厳禁です。また冷やしすぎも良くありません。タオルを4℃程度に冷やして患部に当て、6時間以内に医療機関を受診しましょう。
柔道整復治療は骨折を治す日本伝統医術
柔道整復治療は、骨折を治す日本伝統医術です。非観血療法による外科手術をご希望の方は、お近くの柔道整復師が勤務する医療機関もしくは接骨院・整骨院に相談してみてください。骨折に関する詳しい情報を知りたい方は、清野鍼灸整骨院ホームページ内の院長ブログ当院の治療(整骨院)をご参照戴きたく思います。
また、清野が呼称する養正(ようせい)治療は、日常の適正な生活です。詳しくお知りになりたい方は、清野鍼灸整骨院ホームページ「くらしと養生」をご参照願います。
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東洋医学と西洋医学の融合を目指す鍼灸師・柔道整復師
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