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  1. 菊池桃子がエリート官僚と再婚。アラフィフ、アラカンの熟年結婚の理想形とは?

菊池桃子がエリート官僚と再婚。アラフィフ、アラカンの熟年結婚の理想形とは?

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くらし

今年も「いい夫婦の日」がやってきました。芸能界では、元アイドルで女優の菊池桃子さん(51歳)が、経済産業省エリート官僚の新原浩朗さん(60歳)との再婚を発表しました。

女優とエリート官僚の結婚というだけでなく、50代の離婚歴のある子持ち女性と、60代の初婚男性との熟年結婚ということで、人生の半ばを過ぎた大人の男女の決断に、興味を持った人も多いのではないでしょうか。

平均寿命が延びる一方で、若年世代の非婚率や晩婚化も進み、離婚率の増加、老後2000万円問題など、中高年の生活を取り巻く問題も多様化しています。

「結婚適齢期」という言葉が以前ほど使われなくなった今、若いカップルの結婚と50、60代の結婚は何が違うのか、熟年結婚を幸せなものにするために大切なこととは何でしょうか。

菊池桃子さんのように、最初の結婚でつまずき離婚、子どもを育てながら仕事を持ち、子どもがある程度成長して再婚を考えたとき、最優先にするべきことは。

また、男女を問わず、バブル期を仕事最優先に勤めてきて、キャリアもお金も手にしながらも、独身を通してきた人が、ここにきて初めて結婚を考えたとき、寂しさを癒やすだけではない結婚のメリットとは。

夫婦間の問題に詳しく、離婚相談・夫婦再生の相談を数多くこなしている村越真里子さんに、幸せな熟年結婚の秘訣を聞きました。

大人同士のパートナーは、同じ未来を目指して進んでいく2本のレールのような関係が理想

Q:50~69歳の独身者のうち、3割近くの人は熟年結婚に前向きな考えを持っているようです。一方で、村越さんに相談に来る人の年代(結婚年数)や相談内容はどんなものですか?
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当初は結婚相談も行っていたのですが、ある程度続けていると、それよりも浮気などによる離婚相談の方が深刻であり、急務であると感じたので、現在は、おおむね女性からの離婚(回避)相談を専門に行っています。

基本的に女性のみとしているのは、ご夫婦で相談に来ても、夫婦げんかの場所を移しただけになってしまい、カウンセリングにならないことが多いためです。

特に多いのは、年齢の節目を控えた30代後半や40代後半の女性からの相談です。現在抱えている夫婦の問題や悩みに関するもので、例えば「次の10年をこのまま迎えるのは避けたい」といった内容です。

結婚年数が長くなると、子どもや財産など、2人だけの問題で済まないことが増えてくるものです。20代~30代前半の方の相談ももちろんありますが、その深刻さと複雑さはかなり違います。

Q:中高年がパートナーの相手に求めるものには、どんなことがあるでしょうか?今回話題になった「大人の決断」に何を見ますか?
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結婚に関しては、中高年の女性は、相手に経済的な安定を求め、男性は自分の健康や生活面の安心を求めるという顕著な傾向があります。

男女ともに「理想の夫婦の形は」と言うと、他の異性に目移りせず、仲良く会話の多いカップルになりたいと願う人がほとんどです。

一方で、イマドキの中高年に多いのは、お互いに経済的に自立していて、それぞれ個人としての生活を大切にしたいけれども、社会的孤立は避けたい、癒やしがほしいというものです。そこで、結婚という形をとらず「週末婚」のようなスタイルを選ぶ人が多いのも事実です。

今回の新原浩朗さんは、初婚とはいえ、そうしたカジュアルな形をとることなく、きちんと結婚したうえ、菊池桃子さんも子どもたちとともに受け入れたとのことでしたね。

実は私は「これはたいしたもんや!」と、思わず膝を打ったのです。いかにも「昭和の男」という気概に感じ入ったというところでしょうか。

個人的な考えですが、「夫が妻もその子どもも全て丸抱えで養っていく」という、ある意味、前世代的な結婚観は、いろいろ条件ばかりを考え過ぎて頭でっかちになりがちなこの世代の結婚観を飛び越えて、結婚を望む男女本来の姿に立ち戻ったように思え、とても好ましく映ったのです。

Q:自立している男女が一緒に暮らすことで、生活費の節約もできるように思いますが、家計などお金の管理について、どんなことを考えておく必要がありますか?
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若い世代は特にそうですが、最近は夫婦とも仕事を持ち、収入があることが多いですが、それぞれが生活費を出し合ってその中でやりくりするというよりは、例えば、住居費は夫、食費は妻、といった負担のしかたをするカップルが少なくないようです。

これまで自立して生活してきた中高年の場合は、それぞれの蓄えなどもはっきりと把握しないまま生活を共にする場合もあるようです。
この方法は、一見、トラブルを回避しやすいように見えて、幸せな結婚生活を続けるためには、決していい方法とは言えないような気がします。

最初からうまくいかないことを想定して、かえって割り切りやすく、別れやすいとしたら、せっかく一緒になった意味がありません。

保険の受取人や、不動産の名義などについて話し合うことは重要ですが、それよりもまず、パートナーの収入や財産、所有するものについて知っておくことをおすすめします。

夫婦の生活費は将来のお互いの目標にも関係してくることです。生活費に関しては 「ガラス張り」が理想です。

簡単に結婚生活を破綻させたくないなら、逐一報告し合わなくても、ある期間ごとに、「株主総会」のように、家計全般について情報開示して、お互いに情報を共有すべきだと思います。
 
Q:中高年の結婚には、親の介護や子どもがいる場合の相続問題などが考えられますが、ほかにどのような問題がありますか?その解決策は?
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この世代は、結婚生活の始まりとほぼ同時期に、高齢の親の介護が必要となることも、まれではありません。

介護に限らず、お互いの健康状態など、結婚生活を始めた時には思ってもみなかった状況に陥るリスクが若い世代より多いのも事実。思わぬどんでん返しがあることを覚悟しておかなければなりません。

女性に負担が偏りがちな介護の問題は、実際に直面するより前に、夫がどのような考えなのかを確認しておく必要があります。

相続については、場合によっては具体的な財産分与についての文書を作成するのもいいかもしれません。
他の問題についても、デリケートな事柄ほど、なるべく最初の段階に明確にしておきましょう。

介護や財産分与などの面倒を避けるために、事実婚という形をとるカップルがあるのもまた現実です。

Q:再婚して幸せになる人とそうでない人とで、考え方に何か違いがありますか?
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再婚しようとする人に過去の離婚の理由を聞いた時の答え方で、これからの結婚生活が見えてくることがあります。

女性は比較的、うまくいかなかった過去の自分をしっかり理解しようとして、次の結婚生活では、同じ過ちは繰り返さないようにと意識する傾向にあり、男性はあまり自分の誤った行動に気付かないか、あえて気付こうとしないことが多いようです。

実際、男性の方が離婚・再婚を繰り返すことが多いことを考えると、過去の自分をごまかさず、しっかり反省点を理解しているかどうかで、再婚して幸せになれるかどうかが決まると言えそうです。

再婚して幸せになる人とは、まわりのせいにせず、問題は自分自身の中にあると思える人。つまり「お互いさま」と思える謙虚さと思いやりのひと言に尽きるのではないでしょうか。

Q:熟年結婚で、クリアするべき面倒な問題があっても、あえて結婚という形をとることで得られる幸せとは?離婚問題を数多く扱うカウンセラーから見る、結婚生活を円満に送る秘訣はなんでしょう?
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いくつになっても人間は恋をします。むしろ、お金も時間も余裕のあるカップルの方が、落ち着いた恋愛を楽しめるのかもしれません。地に足を着け、純粋に人を愛せるということも熟年世代ならではの特権です。

実は私は、つねづね「人生50年リセット説」を推奨しています。

結婚生活を続けていても、50歳くらいになると、それまで夫婦共同でやってきた子育てや家庭の営みをほぼ終えて、2人だけの生活が現実的になってきます。ここで、初めて、お互いが必ずしも同じ思いではないことに気づくものです。

この頃に新たな出会い方をした場合でも、それまでの人生経験があり、必ずしも同じ趣味嗜好を持つ者同士であるとは限りません。

このあたりで、それまで担ってきた役割をいったんリセットしてみてはどうでしょう。

どちらかががまんしたり、どちらかの好みに寄せていったりすることは、結婚生活自体が破綻していく原因のひとつになりがちです。「違い」を認識しながら、認め合うことが大切だと思うのです。

お互いをじっと見つめ合うのが若いカップルなら、大人同士のパートナーは、例えば2本のレールのように、同じ未来を目指して進んでいくような関係が望ましいのではないでしょうか。

村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子さん(Re;婚かうんせらぴー)

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