異例づくし 松井秀喜が日米で愛されるワケ
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国境を越えて人々を魅了した松井秀喜の人柄
5月に長島茂雄さんとそろって国民栄誉賞を受賞し、日本での引退式を終えた松井秀喜さんが、先日、ニューヨークヤンキースと1日契約を結び、ヤンキー・スタジアムでも引退セレモニーを行いました。ニューヨークヤンキースが他球団で現役を終えた選手の功績をたたえる引退式典を行うのは異例のことで、松井さんが日本国内のみならず、アメリカでもどれほど愛されているかを物語るエピソードです。松井さんが好感を持たれる理由は、日米における野球の実績だけではなく、比類なき信念と情熱、誠実さと謙虚さにあります。国や時代を越え、人柄は多くの人々を魅了する偉大なものだと痛感しました。
国際交流に欠かせないプロトコールを発揮
昔から日本は「和する心」と、身も心も美しく生きるための「礼儀作法」を尊重しています。謙虚な心を持ち、個よりチームを常に優先した松井さんの日本的な人柄に、チームメイトやファン、現地メディアは感動を覚えました。また、松井さんがプロトコール(国際儀礼・外交儀礼)を理解し行動した点も見逃せません。プロトコールは、世界の人々が国民性、文化、歴史、宗教の違いを乗り越えて、円滑に交流できるように定められた決まりです。プロトコールを発揮するには、相手に対する感謝や敬意、思いやりの心を抱き、それを具体的に表現することが必要です。松井さんは、ごく自然にこのプロセスを実践することができたのです。
美しく生きるマナーを発信することで日本が尊敬される国に
松井さんが、和する心やプロトコールを身に付け、人格を磨き、品格を加味することの大切さを教えてくれました。物質的な豊かさや利便性はお金で入手できますが、「美しく生きるマナー」は買えません。崇高な生き方や内面からの輝きは、幼いころから家庭で培われていくものです。日本では「子は親の背中を見て育つ」と言われ、欧米では「雛鳥は親鳥の通りにさえずる」と言われています。今後は、親や指導的立場にある人が率先して認識を深め、日本社会全体で「美しく生きるマナー」を浸透させることで、魅力ある国際人をより多く輩出できます。国際化が進展する中、松井さんのようにこれらを世界に向けて発信できる日本人が増えれば、日本は今まで以上に諸外国から尊敬される国となるでしょう。
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