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子どもが発達障害かも?親は何をしたらいいのか?

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発達障害では?と不安になって相談する方が増えている

「子どもが幼稚園でお友達の輪に入らず、一人遊びが多いと言われた。小学校に上がれば自然に入れるようになると思っていたが、友達ができないばかりか、学校の中で浮いているようだ。うちの子どもは発達障害ではないか?」

障害?一生治らない?そんなことが頭の中をぐるぐる回っていて、どうしたらいいのか分からない、そう訴えられてご相談にいらっしゃる方が非常に増えてきました。焦る気持ちも不安な気持ちも分かります。

その上で発達障害とはどういうもので、子ども本人はどういうことに困っていて(あるいは将来困る可能性があって)、保護者としては何に配慮すればいいのかの基準について、今回はお話したいと思います。

発達障害とはどういうものか?

発達障害とは、注意欠如多動症(以前は注意欠陥多動障害と呼称;以下同)、限局性学習症(学習障害)、そして、自閉スペクトラム症(広汎性発達障がい)の3つを総称して発達障害と呼んでいます。また昔は障害という呼び方だったのですが、今は「~症」というように呼称も変わってきています。

一般的に注意欠如多動症の落ち着きのなさや衝動的な行動、自閉スペクトラム症(ASD)にみられる空気の読みにくさ、行動や気持ちの切り替えの困難さ(取り掛かりが遅い、終わったことをずっと引きずるなど)が、家庭や学校で問題行動と捉えられることが多く、ここで初めて「うちの子どもは発達障害かも」と気づかれる親御さんもいらっしゃいます。

スタートは誰が何に困っているのかを整理するところから

親御さんがご相談に来られた場合でも、中には気持ちの整理がまだ追いついていない方も居られます。まずは、誰が何に困っているのか、「困り感」を整理することが大切です。

私の場合はですが、しっかりと気持ちに寄り添い、気持ちが落ち着いてから、困り感を共有し、それから支援という流れを気をつけています。この困り感を共有せずに支援を進めることは過去の経験上、非常に難しいためです。

こんなことに困っている「困り感」チェックリスト

それでは、具体的にどのように整理すればいいのでしょうか?

親御さんから見られて、または大きくなった発達障害を持つご本人に尋ねると以下のような困り感が多く見られます。

  • 空気を読むことが苦手
  • 曖昧な表現が苦手(明確な基準がないと戸惑う)
  • 困っていることを言葉にすることが苦手
  • 優先順位を付けることが苦手
  • 急な変更が苦手
  • 行動の取り掛かりや、気持ちの切り替えに時間がかかる(こだわり)
  • 対人関係のトラブル

発達障害に関する相談を受ける中で上記について尋ねると、多くの方が「一部当てはまります」「ほとんど当てはまります」と答えられます。

こうしたチェックリストを用いて状況を整理すると、原因や対処法を考えやすくなったり、冷静に受け入れやすくなります。もし不安がある場合には一度当てはまるかどうかをチェックしてみましょう。

生きやすさに焦点を当てた生き方を

発達障害には社会性、コミュニケーション、想像力と3つの特徴があるとされていますが、こちらは文献やネットでも調べたらたくさん見つかるかと思いますので、そちらに譲るとして、発達障害の本質的な問題について、ここで今一度お話しておきたいと思います。

発達障害を持つ方で就労経験がある方、ほぼ全員が「周りに気を使い、それでもうまくいかず、この世の中は本当に窮屈で生き辛いです」とおっしゃいます。コミュニケーションが何かしらスムーズにいかないことによって、当事者は周りから見える以上に生き辛さを感じていらっしゃるということです。

診断を受けることで、「私は悪くなかったんですね」とホッとしたように泣き出される方もいらっしゃいます。楽な生き方を選択するためにも、そういった「診断」という手段があることは知っておかれるといいかと思います。

また一方で、発達障害を持つ一部の方には、特殊な能力をお持ちの方もいらっしゃいます。診断を受け、ちゃんとご自身の特徴を把握した上で、苦手なところを頑張らせるよりも、得意なところをもっと伸ばし、伸び伸びと生きる、結果特殊能力が開花する、そういった点に目を向けていただけたらと思います。

早期介入ができる場合は、ソーシャルスキルトレーニングや、能力開発などが有効な場合があります。そういうことも視野に入れることで、ご本人のできないことよりも、できることに目が向きやすくなります。

診断を迷っている方へ

「発達障害かどうか調べるために」という捉え方をすると、ちょっと覚悟が必要だったりもしますよね。しかし、お子さんが当てはまるかどうかというよりも、「得意や苦手がわかれば、本人が生きやすくなる」と捉えることで、現状の不安な気持ちを抱え続けるよりも気が楽になるかもしれません。

私がご相談をお受けする時には、単に「発達障害」に焦点を当てるのではなく、『きっと今のままではご本人もしんどいと思われます。おそらく能力的な凸凹があり、得意なところ・苦手なところのギャップがあって、それがしんどさの背景にあると思われます。医療機関で心理検査を受けるとそういった得意なことや苦手なことも分かること多いですが、そういうことにご興味ありますか?』とお尋ねしています。

発達障害かどうかに関わらず、今より生きやすくする方法を見つけるお手伝いをさせていただきますので、お気軽にご相談くださいね。

舩曳泰孝

発達障害の治療と支援の専門家

臨床心理士・医療系国家資格公認心理師

舩曳泰孝さん(発達障害改善と支援「生き方快適サポート」)

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