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ドラマ逃げ恥に学ぶレッテル貼り

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恋ダンスでも話題になった「逃げるは恥だが役に立つ」

皆さんは恋愛してますか?
20代の独身率が60~70%といわれている現代です。
10月からスタートした新垣結衣主演ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の人気が話題となっています。
初回は10.2%からスタートした視聴率ですが、口コミでじわじわと広まり、視聴率は上昇の一途を歩み、初回の見逃し動画の再生回数も110万回突破、エンディング「恋ダンス」のYouTube再生回数は500万回を超えるなど、巷ではちょっとした「逃げ恥フィーバー」が巻き起こっています。

ストーリーの概要は、新垣結衣演じる「職ナシ」「彼ナシ」「居場所ナシ」の主人公森山みくり(25)が、星野源演じる恋愛経験ナシの独身サラリーマン津崎平匡(36)に「妻」として雇われ、「契約結婚」(事実婚)をするという新感覚の社会派ラブコメディです。
このドラマから、「レッテル」について私はあらためて気づかされました。

貼られると嫌なレッテルなのに

「レッテル」というのは貼られると嫌なものです。
「〇〇だから」という勝手なラインを引かれてしまうのは、とても理不尽に感じますよね。
かつて「女性だから」といわれた不公平は、現代社会では様々なことが平等になりつつあります。
しかし、女性だから…というのは減ってきていますが、意外にも男性だから…というのは変わらずあるものです。

このドラマの主人公の男女二人が、火曜のハグの日に(※詳しくはググってくださいw)
抱き合って、二度目のキスをしたときに。
「いいですよ私は。平匡さんとなら、そういうことしても…。」
「ごめんなさい。無理です僕には。そういうことがしたいんじゃありません!」
この反応に、私も含む視聴者の皆さんは、「男のくせに何言ってんだ!?」と、きっと大ブーイングだったに違いありません。

でも考えてみてください。
上記のセリフのやり取りが、新垣結衣さん演じる可愛い女性と、星野源さん演じる生真面目な男性のセリフが逆だったら?
物語的にえーってなるかもしれませんが、「女のくせに何言ってんだ!?」とはなりませんよね。
私たちは、自分がレッテルを貼られるのが嫌なのに、簡単に「〇〇のくせに」「〇〇なのに」とレッテルを貼ってしまうという、それを感じさせる面白いシーンだと思いました。

自分自身に貼るレッテルは自分の可能性を狭めることにも

また、家事は苦手だと思っていた平匡が、みくりと餃子を作りシーンで、意外と上手にできてしまうシーンがありました。
「自分は〇〇だ」と自分自身に貼ってしまうレッテルは、自分の可能性までも狭めてしまうことがわかります。
人は、自分のことは自分で”とてもよくわかっている”と思っています。
なので、自分で自分に引いてしまっているボーダーラインに気づきにくいのです。

「〇〇は苦手だから。」「歳だから。」本当にそうでしょうか?
他者に対しても、自分に対しても「レッテル」というものを貼ってしまうと、可能性や本質を見るということを曇らせてしまうことに、このドラマから学ぶことができますね!

独自手法で短期解決をもたらす心理カウンセラー

青柳雅也さん(カウンセリングルーム アンフィニ)

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