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芸能界の不倫ブームよりも一歩先を行っている世間一般の不倫事情について

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春のテレビドラマに不倫ネタが多いわけ

知っているにも関わらず!HIV隠しての性交渉は罪?

今年の春のテレビ界は不倫ドラマが目白押し。
ベッキーさんの不倫を正月早々に文春が暴露したことで幕を開け、宮崎元議員のゲス不倫、そして乙武さんの5人不倫とつながったことにリンクするのでしょうか?

いえいえ、ドラマ制作は、脚本の準備とキャスティング面から考えても、今年の芸能人の不倫事件の影響を受けてとは考えにくいと考えられます。

タレントや議員、以前教職に就かれていた乙武さんのような人までがタブーを犯しているのを見てこういう人たちでも「不倫することがあるんだ」という事実を世間に知らしめ「あんな人までも・・・」と不倫が市民権を得た反面、眉をしかめた人も多いと思います。
先日、主に主婦層からのクレームで矢口さんのCMが放送中止になった事も事実です。

ということは、今年に入って不倫ニュースからの不倫ドラマ制作ではなく、賛否両論も含め、不倫について世の中的に場を温めた後の、むしろ満を辞してドラマが制作されたという展開ではないでしょうか。

テレビよりも一歩先を行っている世間の不倫事情

日頃私が受ける相談の現場では、不倫は最も多いテーマですが、実はテレビよりも世間の方が一歩先を行っている事を実感じていました。
昔は浮気や不倫は男性の専売特許だったので、それでも遊びとしてもみ消されていた事が最近は妻が、「される側」ではなく「する側」に変わったように感じられるのです。
今や妻や女性の浮気すらも男女平等の域に入りつつあります。

テレビの業界が話題を提供したりする部分もある反面、タレントの不倫はマスコミが嗅ぎ付けた段階で、もうそれはすでに「有る」ということですが、それは業界を問わず、一般社会にも「有る」と言うことなのです。

すでに一般人の間では不倫があたり前になっていて、普段優等生に見せているタレントの化けの皮が剥がれたと感じる不倫のニュースをセンセーショナルに伝えているだけで、実際は一般社会も含め氷山の一角で、実は非常に多いのが実情なのです。

実際、世間ではとっくにそんな事は周知されていて、むしろそういう事に疎い真面目な人達のアレルギー感が落ち着いた後のドラマ化だろうと私などは職業柄、意地悪な見方をしています。

ゲス不倫など・・・・・マスコミは色んなキャッチコピーを生み出し、時代の先を行っているような感じをしますが、実は週刊誌の記事を読んでも、それほど驚かない人のほうが多いのではないでしょうか?
驚かない人は実は身近にそういう不倫をする人がいて、声高に発言しないのです。

一般の社会の方が芸能界よりすでに一歩リードしている事を知っているからです。
事実は小説より奇なりで、優等生タレントの起こす不倫事件はむしろ今更の感があります。

では、芸能界を含め一般社会でも、不倫がこれほど増えているのは何故か?と考えてみました。

不倫の普及に一役買った携帯電話

少し前、個人をつなぐ携帯電話の普及は不倫に一役買っていましたが、最近はSNSやラインが言葉の変わりになりました。

昔は男女が出会っても、深い関係になるには、様々な言葉を勇気と共に伝えないといけなかったのですが最近は、言葉に変わるラインは男女が親しくなるハードルを一気に下げました。

その上で皆、怖いもの知らずになっているのだと思います。
その怖いもの知らずというのは別名、世間知らずとも私は考えます。
その不倫をしたら、この先どうなるか。
今まで積み上げた事を失くすことより、目の前の事しか考えていないように思えてなりません。

不倫で失うものは非常に大きい テレビを通じて学ぶべき

失くすものがないという事は強い。
年明けからのスキャンダルを一瞬で沈静化させた人の謝罪は、やはり地位と名誉のある人でしたが、逆に人前に出てこられなくなった人たちは、信用を失うという目に見えないモノをイメージ出来ず今後失うものとの物差しが甘かったように感じます。

ドラマの結論はハッピーエンドが多いかもしれませんが、現実は多くの爪痕を残します。
今がよければ・・・という短絡的な不倫のつけは厳しい結果を生むものが多いのも事実です。

では、そうまでして何故、そういう道に踏み込むのか?
それは、総じて言えるのが皆、恋がしていたいし、ときめきが好きなのです。
夫や妻という「日常」より「非日常」に刺激を感じたいのです。

その刺激の為には人生を棒に振ることを、タレントの顛末でわかっているのに、皆学習しないのです。
自分は特別・・・・自分だけはへまはしないと考えているのです。

こういう世間を舐め、自分は特別な存在と思い常軌を失うのも恋の成せる技。
不倫も恋の一種です。
でも人を好きになることは楽しいことばかりじゃありません。

特に不倫は苦しい事の方が多い。
誰も幸せにならない。
それほど全てを失ってまで、賭けるものかどうか?

ドラマが先か?世間が先か?まるで鶏と卵の関係のようですが、ドラマに影響を受けるのは本末転倒。
不倫ドラマはあくまでも今の風潮に苦言を呈しているものととらえ、学びとしましょう。

村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子さん(Re婚かうんせらぴー)

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