マイベストプロ

JIJICO powerd by マイベストプロ

  1. マイベストプロ TOP
  2. JIJICO
  3. くらし
  4. 軽減税率になれば「出前」の方が安くなる?

軽減税率になれば「出前」の方が安くなる?

カテゴリ:
くらし

麻生財務相も認めた軽減税率の混乱

fac0596b688c6397590fe29e4c19a518_m

来年4月の消費税増税と同時に導入が予定されている軽減税率ですが、対象品目のわかりにくさが問題となっています。
消費税は10%に上がりますが、軽減税率が導入されると酒類と外食を除く飲食料品は税率を8%のまま据え置きになります。
この対象から除外された外食について、対象になるのかどうなのかがかなり難しいのです。

お寿司やピザの出前はお店で食べないから8%。ファストフードのハンバーガーなども店内で食べれば10%ですが、持ち帰れば8%です。
同じ商品が同じ店で売られているにもかかわらず、値段が違うという現象が起きます。これでは出前が多くなり、小さな食堂の負担は相当なものではないでしょうか。
実際すでに軽減税率を導入しているヨーロッパでは、食品に店内で食べた場合と持ち帰りの場合の2つの価格が表示されています。

海外と比べて軽減税率のメリットが得られにくい日本

そもそもなぜ軽減税率を導入するのかと言えば、低所得者の税負担を減らすことです。ただこの仕組みでは、低所得者だけでなく全体の税負担が減るので、結局たくさんお買い物をする高所得者にメリットがあるという結果になります。
すでに海外で導入されている軽減税率の内容はどうなのでしょうか。
イギリス税率20%…食料品0%
フランス税率20%…食料品5%
ドイツ税率19%…食料品7%

日本との違いがわかりますか?海外の軽減税率は差が大きいということです。日本はたったの2%です。
「ちりも積もれば」でしょうが、1000円のおそばを店内で食べると支払いは1100円、出前は1080円。違いは20円です。
大事なことかもしれませんが、国が混乱するほどの問題とはあまり思えません。
臨機応変に対応していただきたいものです。

2%にこだわりおなかがすいているのに我慢して持ち帰りをしたり、家で食事をすることで水道光熱費が多くかかったり、ごみの量が多くなったり、結局違いはそんなに無いような気がします。

軽減税率を気にするより、やるべきことはまだまだある

無駄遣いを奨励するわけではないですが、薄い効果を期待する節約より、中身が充実した生活を送るほうが人生楽しくないですか?

すでに近い将来消費税増税が予定されているのがわかっています。この際ですから、きちんと効果のある節約、家計見直しをやってみるのも一案です。
推奨するのは流動費より固定費の見直しです。

流動費とは日々変動する食費や水道光熱費、お小遣いなどです。
固定費は毎月ほぼ一定の住居費(家賃や住宅ローン)通信費、保険料などです。
固定費見直しは少し手間がかかりますがやってしまうとリバウンドもありません。
特に住宅ローンはマイナス金利で効果が期待できます。

食費の見直しは毎日気をつけなければいけませんからストレスですね。
家計をきちんと見直せば、出前が多くなる必要もなくなるかもしれません。ぜひ取り組んでみてください。

石井順子

金融機関20年の経験からアドバイスするお金のプロ

ファイナンシャルプランナー

石井順子さん(ファイナンシャル・プランナー 石井順子)

Share

関連するその他の記事

終活―――生前整理をする時に気をつけるべきこと

外出が躊躇われる状況になって以来、身の回りのモノの片付けに手をつける方が多くなっています。家に居る時間が増え、思いがけず溜まった服や趣味のコレクションなどに向き合うよい機会となったようです。そこで、終活の一環として身の回りを整理する時の注意点を四つご紹介いたします。

薩野京子

薩野京子さん

死の準備を通して人生の輝かせ方を教える終活の専門家

ファクトチェックの考え方とは?氾濫する情報の中に埋もれる現代人は、何を判断材料にすればいい?

情報の海の中から正しいものだけを読み取り、思い込みによる誤った判断を回避するために、日頃から私たちは何を心掛けるべきでしょうか。研究開発プロデューサーの中喜隆さんに聞きました。

中喜隆

中喜隆さん

日本の研究開発を効率的にアップデートする専門家

SDGsにもつながる「サーキュラー・エコノミー」とは? 中小企業の取り組み事例からビジネスチャンスを知る

今、期待されているサーキュラー・エコノミーの考え方とはどのようなものなのでしょうか。国内の取り組み事例をはじめ、今後の展望と課題について、中小企業診断士の岡本洋平さんに聞きました。

岡本洋平

岡本洋平さん

中小企業経営者のお悩みをワンストップで解決する経営支援のプロ

創業90年3代目ハンコ屋が『脱ハンコ騒動』から観る時代の転換点

本記事では、創業90年のハンコ屋店主による、コロナ禍で進むデジタル化での『脱ハンコ騒動』について詳しく記載されています。

小林仁

小林仁さん

「物語」のある商品でお客さまの背中を押す印鑑と認定証作りのプロ

カテゴリから記事を探す

キーワードから記事を探す