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国際化の今こそ求められる、日本人女性の品格

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女性の社会進出は国際的な課題

女性に求められる品格

「一億総中流」と言われた時代から「格差社会」に突入して久しくなりますが、社会的にも経済的にも「女性の社会進出」という課題は、日本のみならず国際的な課題へと進展しています。しかしこれは、その国々の社会構造・文化・歴史・国民性などと密接な関わりがあるので、国ごとの独自の政策が必要でしょう。

ちなみに日本では、少子化や超高齢化が進展する中、女性の高学歴化が進み、働く意味や意義、ライフスタイル、価値観などが大きく変化してきました。加えて日本人女性は、ここ4半世紀に渡り世界一の長寿を記録しています。そんな長い人生を「いかにして心豊かに謳歌していくか?」といったことを視野に入れる必要性が生じました。

従って、仕事に励むなど現代の女性の活躍を大いに期待しています。しかし、男性とまったく同じようにではなく、女性ならではの品格を家庭や地域、職場や社会で発揮してほしいと思っています。

自分の意思で自分の心を律することができる女性に

190余りの国・地域に向けて日本は誇る物が数多くあり、長い歴史、平和、豊かさ、治安、教育文化水準、長寿、和食、礼儀作法、四季などがあげられます。また、花に例えられるほど美しい日本人女性もしかりで、「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿はユリの花」「大和撫子」「いずれ菖蒲か杜若」といった言葉が存在します。上品で、謙虚で、清楚で、振る舞いの美しい女性の褒め言葉です。

もちろん、このような伝統的な美しさにこだわる必要はありませんが、女性として主体的に深く学び、努力を惜しまず高い教養を身に付け、人生を前向きに生き、自分の意思で自分の心を律することができるように心がけてほしいと思います。

尊敬・感謝・思いやりの心を抱き言葉や態度で表現

しかし、そんな女性を目指すにはどうすればいいのでしょうか?外見的な美しさとともに、内面的な輝きがとても大切です。ここで、素敵なマナーをお勧めします。マナーとは尊敬・感謝・思いやりの心を抱き、それを言葉・態度・文章などで具体的に表現することであり、その方法はそれぞれの国民性・気候・風土・歴史・宗教により異なります。

日本人である以上は、日本の礼儀作法をしっかり身につけてください。これは平和な社会背景から生まれた「思いやりの心」が凝縮された世界に誇れるものです。加えて、国際化に対応するプロトコール(国際儀礼)を身に付ければ、どこでも素敵な女性を演じることが可能です。

具体的には「美しい姿勢や言葉づかい」「先手必勝の挨拶」「笑顔」「聴き上手」「称賛」などを心がけてください。そしてTPOに応じで男性を尊重するとともに、素直にレディーファーストに従うことも必要です。

相手を立てるゆとりを持って、和みの雰囲気を醸し出す

また、「生きることは食べること」ですから、よりよく生きるために食事のマナーも大切にしてください。姿勢を正し、食前食後の感謝の言葉を忘れず、おいしく、楽しく、丁寧にいただいてください。

特に和食は世界が絶賛した優れた精神文化を有しています。美しい所作で箸や器を扱ってください。素敵なマナーは夫婦間、家族間、地域、職場など日常生活の中で磨かれるわけですが、その大前提は自分自身の充実で「衣食足りて礼節を知る」です。自身の気持ちと体を大切にしてほしいと思います。

以前「女性の品格」が話題になりましたが、実力派のキャリアウーマンのように男女平等論などを展開するより、むしろ相手を立てるゆとりを持っていただきたいものです。本当に品格がある女性とは、例えば、そこにその女性がいるだけで心が和み、周囲の雰囲気まで心地良くできる人ではないでしょうか。

平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

マナー講師

平松幹夫さん(人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾)

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